トルノヴォ (スルプスカ共和国)

トルノヴォ (スルプスカ共和国)

トルノヴォは、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成するスルプスカ共和国に属する基礎自治体です。イストチノ・サラエヴォを構成する自治体の一つであり、紛争以前はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦のトルノヴォと共に一つの自治体を形成していました。

自治体の中心はデイチチに置かれ、サラエヴォから幹線道路M-18号線を南へ向かった場所に位置します。この道路はサラエヴォとトルノヴォ、フォチャ、トレビニェを結ぶ重要なルートです。

地理と観光

トルノヴォは、ヤホリナ山やトレスカヴィツァ山といった山々に囲まれた地域にあります。これらの山々は、1984年に開催されたサラエボオリンピックの主要な会場となり、現在ではウィンタースポーツの目的地として、サラエヴォ周辺の観光地として知られています。町の中心を流れるジェリェズニツァ川は、地域の主要な地理的特徴の一つです。

人口統計

紛争の影響により、正確な人口統計は現在不明です。以下は、デイトン合意以前の町の分離前の人口統計です。

1971年

合計: 9,555人
ボシュニャク人: 6,342人 (66.37%)
セルビア人: 3,093人 (32.37%)
クロアチア人: 50人 (0.52%)
ユーゴスラビア人: 12人 (0.12%)
その他: 58人 (0.62%)

1991年

合計: 6,991人
ボシュニャク人: 4,790人 (68.81%)
セルビア人: 2,059人 (29.45%)
クロアチア人: 16人 (0.22%)
ユーゴスラビア人: 72人 (1.02%)
その他: 54人 (0.80%)

これらの統計から、紛争以前のトルノヴォではボシュニャク人が多数を占めていたことがわかります。1971年から1991年の間に、総人口が減少していることが確認できます。

外部リンク

* トルノヴォ自治体公式サイト

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