ドゥグラス・リマ

ドゥグラス・リマは、1988年1月5日生まれ、ブラジル・ゴイアス州ゴイアニア出身の男性総合格闘家です。アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ在住で、アメリカン・トップチーム＝チーム・リマに所属しています。彼は元Bellator世界ウェルター級王者であり、Bellatorウェルター級ワールドグランプリでも優勝を果たしています。ダグラス・リマとも表記されることがあります。

リマはムエタイとブラジリアン柔術をバックグラウンドに持ち、2006年にプロ総合格闘技デビューを果たしました。2007年2月9日には、ISCF東海岸ウェルター級王座決定戦でマット・ブラウンと対戦しましたが、パンチ連打による2ラウンドTKO負けで王座獲得はなりませんでした。

2011年、リマはBellatorに初参戦し、Bellator 49のウェルター級トーナメント1回戦でスティーブ・カールに判定勝ちを収めました。その後、準決勝ではクリス・ロザーノに2ラウンドKO勝ち、決勝ではベン・ソーンダースに2ラウンドKO勝ちし、見事トーナメント優勝を果たしました。2012年4月6日、Bellator 64で世界ウェルター級タイトルマッチに挑戦しましたが、当時の王者ベン・アスクレンに判定負けし、王座獲得はなりませんでした。

2013年、リマはBellator 86のウェルター級トーナメント1回戦でミハイル・サレフにTKO勝ち、準決勝でブライアン・ベイカーにKO勝ちを収めました。決勝では、ベン・ソーンダースとの再戦を制し、2度目の優勝を飾りました。

2014年4月18日、Bellator 117の世界ウェルター級王座決定戦でリック・ホーンにTKO勝ちを収め、念願の王座を獲得しました。しかし、2015年7月17日、Bellator 140でのタイトルマッチでアンドレイ・コレシュコフに判定負けを喫し、王座を失いました。

2016年11月10日、Bellator 164でアンドレイ・コレシュコフとの再戦にKO勝ちし、王座を奪還しました。2017年6月24日には、Bellator NYCでロレンズ・ラーキンを判定で下し、王座の初防衛に成功しました。しかし、2018年1月20日のBellator 192でローリー・マクドナルドに判定負けを喫し、再び王座を失いました。

2018年9月29日、Bellator 206のウェルター級ワールドグランプリ準々決勝でアンドレイ・コレシュコフとの3度目の対戦を制し、準決勝へ進出。2019年6月14日、Bellator 222の準決勝ではマイケル・ペイジをKOで下し、決勝へと駒を進めました。2019年10月26日、Bellator 232のウェルター級ワールドグランプリ決勝戦ではローリー・マクドナルドとの再戦を制し、3度目の世界王座獲得とグランプリ優勝を同時に達成しました。

2020年10月29日、Bellator 250でBellator世界ミドル級王座に挑戦しましたが、ゲガール・ムサシに判定負けを喫し、ミドル級王座獲得はなりませんでした。2021年6月11日、Bellator 260でヤロスラフ・アモソフに判定負けを喫し、ウェルター級王座を失いました。その後、マイケル・ペイジとの再戦にも敗れ、2022年7月22日にはジェイソン・ジャクソンにも敗れて4連敗を喫しました。

リマは、これまでにRedlineミドル級グランプリ、MFCウェルター級王座、Bellatorシーズン5および8のウェルター級トーナメント、そしてBellator世界ウェルター級王座を3度獲得しています。彼の卓越した打撃技術とKO能力は、観客を魅了してきました。

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