ドゥーイング・オール・ライト

「ドゥーイング・オール・ライト」（Doing All Right）は、イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲で、1973年にリリースされたファーストアルバム『戦慄の王女』の2曲目に収録されています。この曲は、アメリカとタイではシングル「ライアー」のB面としてリリースされました。

楽曲の概要

この楽曲は、クイーンの前身バンドである「スマイル」時代に、ブライアン・メイとスマイルのボーカリストであったティム・スタッフェルによって制作されました。当初のタイトルは「Doin' Alright」でしたが、クイーンとして再録音する際に、歌詞の一部とタイトルが変更されました。スマイルが録音したバージョンは、1982年に日本限定で発売されたLP盤『ゲッティン・スマイル』に収録されています。

2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、スマイルの演奏シーンのために、ティム・スタッフェルをボーカルとベースに迎え、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの3人で新たにレコーディングされた音源が使用されました。この音源は、サウンドトラックに「ドゥーイング・オール・ライト...リヴィジテッド（Doing All Right...Revisited）」として収録されており、アーティスト名義も「スマイル」となっています。

楽曲の特徴

「ドゥーイング・オール・ライト」は、クイーンの初期の音楽スタイルを特徴づける、ハードロックとプログレッシブ・ロックの要素が融合した楽曲です。ブライアン・メイのギターワーク、フレディ・マーキュリーの独特なボーカルスタイル、そしてコーラスワークが印象的です。また、初期のクイーンの楽曲によく見られるように、ピアノが効果的に使用されており、楽曲の雰囲気を高めています。

シングル収録曲

A面: ライアー
B面: ドゥーイング・オール・ライト

パーソネル

アルバム『戦慄の王女』収録バージョン

フレディ・マーキュリー - ボーカル、ピアノ
ブライアン・メイ - ギター、ピアノ、コーラス
ロジャー・テイラー - ドラムス、パーカッション、コーラス
ジョン・ディーコン - ベース

映画『ボヘミアン・ラプソディ』サウンドトラック収録バージョン（Doing All Right...Revisited）

ティム・スタッフェル - ボーカル、ベース
ブライアン・メイ - ギター、コーラス
ロジャー・テイラー - ドラムス、コーラス

収録作品

シングル

ライアー
レット・ミー・リヴ（BBCセッション）

アルバム

戦慄の王女
* ボヘミアン・ラプソディ (オリジナル・サウンドトラック)（...Revisited）

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