レット・ミー・リヴ

「レット・ミー・リヴ」（Let Me Live）は、イギリスのロックバンド、クイーンが1995年に発表した楽曲です。この曲は、同年にリリースされたアルバム『メイド・イン・ヘヴン』に収録されており、翌年にはアルバムからの4枚目のシングルとして発売されました。作曲クレジットはクイーン名義となっています。

この曲は、ゴスペル調のイントロで始まり、1コーラス目をフレディ・マーキュリー、2コーラス目をロジャー・テイラー、3コーラス目をブライアン・メイがそれぞれリードボーカルを担当しているのが特徴です。ただし、サビの部分はフレディが歌っています。クイーンのメンバー3人全員がリードボーカルを務める楽曲は、この「レット・ミー・リヴ」が唯一の例です。他の曲では、2人のメンバーがリードボーカルを担当する例はいくつかありますが（例：「アイ・ウォント・イット・オール」や「マザー・ラヴ」（フレディ＋ブライアン）、「ファット・ボトムド・ガールズ」や「ドント・ストップ・ミー・ナウ」（フレディ＋ロジャー）、「ノー・ワン・バット・ユー」（ブライアン＋ロジャー）など）、3人全員がリードボーカルを担当する曲は非常に珍しいです。

また、DVD版『ジュエルズ』には、フォトギャラリーのサウンドエフェクト（S.E.）としてこの曲が収録されており、「LET ME LIVE - Photo Gallery」と記載されています。

シングル盤には、複数のバージョンが存在します。CDシングル（7243 8 82957 2 7）には、「レット・ミー・リヴ」の他に、「ファット・ボトムド・ガールズ」、「バイシクル・レース」、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」のデジタルリマスター版が収録されています。また、別のCDシングル（7243 8 82958 2 6）には、「レット・ミー・リヴ」に加え、「マイ・フェアリー・キング」（BBCセッション）、「ドゥーイング・オール・ライト」（BBCセッション）、「ライアー」（BBCセッション）が収録されています。これらのBBCセッションは、1973年2月に録音されたものです。

この楽曲は、以下のアルバムにも収録されています。
『メイド・イン・ヘヴン』
『グレイテスト・ヒッツIII 〜フレディー・マーキュリーに捧ぐ〜』
* 『ジュエルズ』

「レット・ミー・リヴ」は、クイーンの音楽の中でも特にユニークな楽曲の一つであり、ファンにとっても特別な存在と言えるでしょう。

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