ナイスホリデー木曽路

ナイスホリデー木曽路の概要

ナイスホリデー木曽路は、東海旅客鉄道（JR東海）が運行している臨時快速列車で、名古屋駅と塩尻駅の間を中央本線経由で結びます。この列車は、毎年春から秋にかけての行楽シーズンに特定の土曜日または休日に運行される特徴があります。平日には運行されず、特定の運転日に限定された片道の運行が行われています。

運行の詳細

ナイスホリデー木曽路は、名古屋駅から中津川駅まで運行される5705M/5744Mの定期快速列車を延長する形で運行されます。延長区間の列車番号は8827M/8828Mとなっています。2015年のダイヤ改正以前は、下り列車は東海道本線の大垣発名古屋行き快速5502Fからの接続運行を行い、非常に便利な交通手段とされていました。

停車駅

ナイスホリデー木曽路は、以下の主要駅に停車します：

• - 名古屋駅
• - 金山駅
• - 鶴舞駅
• - 千種駅
• - 大曽根駅
• - 勝川駅
• - 春日井駅
• - 高蔵寺駅
• - 多治見駅
• - 中津川駅
• - 南木曽駅
• - 上松駅
• - 木曽福島駅
• - 藪原駅
• - 奈良井駅
• - 木曽平沢駅
• - 塩尻駅

このように、多数の中継点を経由することで、観光地へのアクセスをサポートしています。

車両情報

ナイスホリデー木曽路で使用される車両は、313系1300番台であり、神領車両区に所属しています。2015年のダイヤ改正以前には313系0番台や300番台、2012年3月以前には311系が使用されていました。これにより、長期にわたり安定した運行が維持されています。

運行日と冬季の運行

春から秋の行楽シーズンに運行されるナイスホリデー木曽路ですが、冬季には「きそスキーチャオ」という別の列車が名古屋駅－藪原駅間で運行されます。この「きそスキーチャオ」では、313系1000・1100番台または1500・1600番台が使用され、冬のレジャーに適した仕様となっています。

ナイスホリデー木曽路の歴史

ナイスホリデー木曽路の運行は1995年に始まり、定期列車の延長運行という形で設定されています。初期の車両は311系4両編成で、指定席も設けられていましたが、時間の経過とともに運行形態が変化し、2008年には指定席が廃止されます。また、2012年にはダイヤ改正が行われ、313系による6両編成に変更されました。

近年では、2020年に新型コロナウイルス感染症の影響で、5月6日が実質の最終運行となり、その後運休が続いています。運行の再開が望まれつつも、感染症の影響が続いているため、日程は未定です。

ナイスホリデー木曽路は、日本の鉄道史の中で重要な役割を果たし、多くの旅行者に楽しい思い出を提供しています。この列車を利用することで、自然豊かな木曽エリアへのアクセスが容易になり、観光振興に寄与していると言えるでしょう。

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