ニンテンドーDSのゲームタイトル一覧 (2009年)

2009年 ニンテンドーDSゲーム市場の動向

2009年は、ニンテンドーDS向けに数多くのゲームソフトが発売された年でした。その中でも、任天堂の『メイドイン俺』は、自作ゲームの作成・公開機能が話題を呼び、ユーザーによるユニークな作品が多数投稿されました。また、『トモダチコレクション』は、その斬新なゲーム性で女性や子供を中心に爆発的な人気を獲得し、発売から短期間で300万本を超える大ヒットを記録しました。

任天堂は他にも、『立体ピクロス』を発売し、従来の平面的なピクロスに立体の概念を取り入れ、新たなゲーム体験を提供しました。ブロックを削るという彫刻のようなシステムは、多くのプレイヤーを魅了しました。

サードパーティでは、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』が、2009年のゲーム市場を牽引しました。すれちがい通信や、クリア後の追加コンテンツなどが人気を集め、410万本を超える驚異的な売り上げを達成しました。また、中古市場への流通を抑制する効果もあったとされています。アトラスの『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』も、発売直後に品切れが続出するほどの人気ぶりでした。

しかし、メディアクリエイトの『2010テレビゲーム産業白書』によると、2009年のゲーム市場全体としては、わずかな減少傾向が見られました。『ドラゴンクエストIX』の特大ヒットがなければ、減少幅はさらに大きかったと分析されています。売れ筋タイトルの販売本数は伸びているものの、下位タイトルの販売本数が落ち込んでいることが、全体の販売本数減少の主な原因とされています。特に、学習・実用系タイトルの縮小が顕著で、10万本を超える売り上げを記録したものがほとんど見られなくなりました。

この状況から、『2010テレビゲーム産業白書』では、ライトユーザーが減少し、ゲーム好きを中心とするコアユーザー層に市場がシフトしていると分析しています。

2009年は、ニンテンドーDS市場において、革新的なゲームや人気シリーズの最新作が登場し、多様なユーザー層に支持された一年でした。しかし、市場全体としては変化の兆しが見え始め、今後のゲーム市場の動向に注目が集まる年でもありました。

凡例

容量: 単位はメガビット（Mb）またはギガビット（Gb）
Wi-Fi: ニンテンドーWi-Fiコネクション対応ソフト。WEP、WPA2は暗号化方式
* U: Wii Uバーチャルコンソール対応ソフト（Wii U版バーチャルコンソールのゲームタイトル一覧も参照）。

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