ニンテンドー ゲームキューブのゲームタイトル一覧

ニンテンドー ゲームキューブ|ニンテンドー_ゲームキューブのゲームタイトル一覧

ニンテンドー ゲームキューブ|ニンテンドー_ゲームキューブ（NGC）は、任天堂が発売した据え置き型ゲーム機です。本記事では、NGC対応として全世界で発売されたゲームソフト、そして残念ながら発売されなかったタイトルを網羅的にご紹介します。

発売されたソフトの変遷

前世代機であるNINTENDO 64の開発環境の反省から、NGCは「クリエイターにフレンドリーなマシン」というコンセプトのもと開発されました。その結果、NINTENDO 64を上回る豊富なラインナップを揃えることに成功しています。

サードパーティの参入

特筆すべきは、セガの参入です。2001年初頭に家庭用ゲーム機事業から撤退したセガが、NGCのローンチタイトルとして『スーパーモンキーボール』を提供しました。アーケードゲームからの移植作である本作は、単純明快な操作ながら奥深いゲーム性で人気を博し、特に北米で大きな支持を得ました。

また、PlayStation参入以降、任天堂ハードへのソフト供給が少なかったスクウェアが、据え置き機向けとしては久しぶりに『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』を発売し話題となりました。

個性的なRPGの登場

ナムコからは、『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』が発売されました。モノリスソフトの開発による本作は、装備やアイテムを「マグナス」というカードで表現するユニークなシステムや、個性的なキャラクターが魅力でした。2023年にはリマスター版が発表され、大きな反響を呼んでいます。

任天堂オリジナル作品の躍進

任天堂自身も数々の名作をNGCに送り出しました。

異星を舞台にした『ピクミン』は、可愛らしいピクミンたちを率いて困難を乗り越えるゲーム性や、「愛のうた」のCMソングとともに社会現象となりました。続編の『ピクミン2』では、ピクミンの種類を増やし、時間制限を撤廃するなど、プレイスタイルの幅を広げています。

『ゼルダの伝説 風のタクト』は、トゥーンシェーディングによるアニメ調のグラフィックが特徴で、以降のシリーズ作品にも影響を与えました。主人公リンクの視線の動きを強調することで、ゲームのヒントを効果的に伝える演出も評価されました。

『カービィのエアライド』は、シリーズ初の3Dレースゲームとして登場。シンプルな操作ながら奥深いゲーム性や、「シティトライアル」モードなど、後のゲームに影響を与えた要素が満載です。

新たな試み

ゲームボーイアドバンス（GBA）との連動機能も搭載されました。『ゼルダの伝説 4つの剣+』では、GBAをコントローラーとして使用し、各プレイヤー専用の画面で冒険を進めることができました。ただし、周辺機器の関係であまり普及はしませんでした。

『マリオカート ダブルダッシュ!!』では、家庭内LAN接続による多人数プレイを実現しましたが、必要な機材が多く、手軽に遊べるものではありませんでした。

任天堂はセガ、ナムコと共同で、NGCの構造を応用したアーケード基板トライフォースを開発し、『F-ZERO GX』などの作品で連携しました。

CEROレーティングの導入

表現力の向上とともに、CERO（コンピュータエンターテインメントレーティング機構）が設立され、NGC用ソフトも審査対象となりました。人格を切り替える能力を持つ殺し屋が主人公の『Killer7』は、NGC唯一のZ指定（18歳以上のみ対象）タイトルとなりました。独特のグラフィックやタイポグラフィ、演出などが高く評価されています。

その後

日本においては、2006年12月に『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』（オンライン販売限定）をもって、NGC用タイトルの発売は終了しました。

発売されたゲームキューブ用タイトルは、後の時代に『スーパーマリオ 3Dコレクション』などのオムニバス作品に収録され、他機種でも遊べるようになりました。Wiiにはゲームキューブとの互換性があり、『ガチャフォース』のように再販されたソフトをWiiで遊ぶユーザーもいました。さらに、NGC用タイトルの移植技術がWii用タイトルの開発に応用された例もあります。

一方、NGCのプロセッサは非常に高性能であったため、エミュレーター開発は困難を伴うこともありました。また、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のように、複合的な理由から移植やリマスターが難しいケースも存在します。

発売されたタイトル

本記事の「発売されたタイトル一覧表」には、合計649のゲームタイトルを発売日・発売元とともに掲載しています。また、「地域ごとの発売年一覧表」には、2001年から2007年に発売されたゲームタイトルの数を地域および年に分けて掲載しています。任天堂のデータによると、日本のタイトル数は275本、北米は552本、その他は453本となっています。

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