ハローグッバイ (バンド)

ハローグッバイ (Hellogoodbye)

ハローグッバイは、2001年にアメリカのカリフォルニア州ハンティントンビーチで結成されたパワーポップバンドです。ボーカルのフォーレスト・クラインが中心となり、キャッチーなメロディーとエネルギッシュなライブパフォーマンスで人気を集めています。ニュー・ファウンド・グローリーやハリファックスを輩出した名門レーベル、Drive-Thru Recordsに所属し、2006年にアルバムデビューを果たしました。

メンバー

現在のメンバー

フォーレスト・クライン (Forrest Kline): ボーカル、ギター、ソングライター
アーロン・フローラ (Aaron Flora): ドラム (2001-2003, 2008-)
トラビス・ヘッド (Travis Head): ベース
ジョセフ・マーロ (Joseph Marro): キーボード
ライアン・デーリー (Ryan Daly): ギター

過去のメンバー

クリス・プロフェタ (Chris Profeta): ドラム、パーカッション (2003-2008)
パーカー・ケース (Parker Case): ドラム (2001)
ポール・マイケル・ホワイト (Paul Michael White Jr): ベース (2001)
マーカス・コール (Marcus Cole): ベース (2002-2007)
ジェッシー・カーヴィンク (Jesse Kurvink): キーボード、バックボーカル(2001-2008)

バイオグラフィー

初期 (2001～2004年)

バンドは、2001年にフォーレスト・クラインとジェッシー・カーヴィンクが自宅でレコーディングを始めたことからスタートしました。当初は友人に聴かせる程度の軽い気持ちで始めたものでしたが、スカの要素を取り入れながらポップなサウンドへと変化していきました。最初に作った曲はカーヴィンクが作曲した「Bonnie Taylor Shakedown」で、この曲は後にEPに収録されています。

友人であるパークがウェブサイトのデザインを担当したことで、バンドはウェブサイトを開設し、MP3.comに楽曲を投稿するようになりました。ここで人気を集めたことをきっかけに、フォーレストとジェッシーは友人に声をかけ、地元で演奏する機会を得るようになりました。設立から2年間は、地元でのライブ活動を中心に、隣のアリゾナ州への遠征や、ピーチケーキとのツアーなど、積極的に活動を展開しました。

2003年には、ポップパンク専門のレーベルであるDrive-Thru Recordsと契約しました。しかし、正式契約に至るまでに、メンバー交代を繰り返しています。当初ドラムを担当していたパーカー・ケースは、その後アーロン・フローラと交代。ベースもポール・ホワイトからマーカス・コールへと交代しました。さらに、Drive-Thru Recordsと契約後、ドラムのフローラが大学進学のため脱退し、クリス・プロフェタが加入。2007年には、ベースのコールが脱退し、クラインの友人であるトラビス・ヘッドが加入しました。

初期リリース (2004～2006年)

2004年8月には、セルフタイトルのEP「Hellogoodbye」をリリースし、40万枚を売り上げました。このリリースに合わせて、全米や海外でのツアーを精力的に行いました。ツアー中には、移動車が横転する事故に遭いましたが、幸いメンバーに怪我はありませんでした。

この時期には、オール・アメリカン・リジェクツ、モーション・シティ・サウンドトラック、パニック!アット・ザ・ディスコなど、人気バンドとのツアーも行っています。2005年には、「South by Southwest Festival(SXSW)」に参加した際に、MTVの番組『リアルワールド：オースティン編』に出演し、バンドの知名度向上に貢献しました。同年11月には、ライブやツアー映像を収録したDVD「OMG HGB DVD ROTFL」をリリースしました。さらに、2005年12月にはMTV2の「Dew Circuit Breakout」賞を受賞し、賞金とギターセット、全米ツアーのオープニングアクトの権利を獲得しました。

ゾンビーズ！エイリアンズ！ヴァンパイアズ！ダイナソーズ！の逆襲！(2006年～)

2年間のツアーを経て、2006年8月には初のフルアルバム「ゾンビーズ！エイリアンズ！ヴァンパイアズ！ダイナソーズ！の逆襲！」をリリースしました。2006年、2007年も精力的にツアーをこなしました。

2006年のツアーでは、Vans Warped Tour、Reggie and The Full Effect & Ozmaとのジョイントツアー、プレイン・ホワイト・ティーズとのヨーロッパ・日本・イギリスツアーを行いました。2007年には、ボーイズ・ライク・ガールズとのジョイントツアー、豪バンドのザ・ラックスミスとのオーストラリアツアー、レディング/リーズフェスティバルをはじめとする数々のヨーロッパのフェスティバルに出演。また、MySpace Music Tourでセイ・エニシングと共にツアーのヘッドライナーを務めました。

『オルタナティブ・プレス』誌のインタビューによると、2008年にニューアルバムをリリース予定としていました。2007年1月にはシングル「Here (In Your Arms)」がラジオチャートで再浮上し、ビルボードで14位、ポップ100で9位を記録し、プラチナ記録を達成。さらに、アメリカの3つの深夜トーク番組で演奏しました。同年3月には、MTVの番組『Engaged and Underage』でシングル「Oh, It is Love」が番組テーマ曲に選ばれました。さらに、同年3月13日には、iTunesで過去の3曲をリミックスした特別EPを発表しました。

2008年9月には、オリジナルメンバーのキーボード担当ジェッシー・カーヴィンクが学業専念のため脱退し、ジョー・マーロが後任となりました。また、同年10月には、ドラム担当のクリス・プロフェタがバンドを離れることとなり、アーロン・フローラが復帰しました。2008年秋には、Never Shout Never、Say No More、Ace Enders、PlayRadioPlay!らと共に全米ツアーを実施しました。

バンド名の由来

フォーレスト・クラインのインタビューによると、バンド名は「今あるチャンスを大事にしたい」というバンドのテーマを表しており、アメリカの人気ティーン・ドラマ「Saved by the Bell」の一節と、ザ・ビートルズの「ハロー・グッドバイ」から影響を受けているとのことです。

ディスコグラフィー

アルバム

ゾンビーズ！エイリアンズ！ヴァンパイアズ！ダイナソーズ！の逆襲！（Zombies! Aliens! Vampires! Dinosaurs!）(2006)

EP

hellogoodbye (EP) (2004)
Remixes! (2006)
The "All of Your Love" Remixes EP (2007)
Ukulele recordings (2008)

DVD

OMG HGB DVD ROTFL (2005)
EP/DVD Split (2008)
Zombies! Aliens! Vampires! Dinosaurs! And More (2008)

シングル

Shimmy Shimmy Quarter Turn（2005）
Here (In Your Arms)（2006）
All of Your Love（2007）
Baby, It's Fact

来日記録

2007年1月：ドライヴ・スルー・インヴェイジョン・ツアーVol.2（東京＆大阪：クラブ・クアトロ、共演ハリファックス）
2007年7月：フジ・ロック・フェスティバル'07
2008年7月：ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES. ‘08

脚注/参照文献

Interview with Suburban Roads Magazine (1))
Interview with Suburban Roads Magazine (2))

外部リンク

ユニバーサル・ミュージック・ジャパン公式ウェブサイトによるページ)
公式ウェブサイト（英語))
イギリス版公式ウェブサイト（英語))
hellogoodbye - Myspace)
hellogoodbye - Discogs（英語))
hellogoodbye - PureVolume)
hellogoodbye video)

もう一度検索