ババ・レイ・ダッドリー

ババ・レイ・ダッドリーについて

ババ・レイ・ダッドリー（Bubba Ray Dudley）は、1971年7月14日生まれのアメリカ合衆国のプロレスラーで、特にWWEでのダッドリー・ボーイズの一員として多くのファンに知られています。彼はニューヨーク州にルーツを持ち、プロレスのキャリアを通じて数多の団体で評価されてきました。

来歴

ダッドリーは1991年にプロレスのリングデビューを果たし、1990年代中盤にはECWに登場。異母兄弟チーム「ダッドリー・ボーイズ」の一員として、ババ・レイ・ダッドリーとしての名を轟かせます。1996年4月13日には、異母弟のディーボン・ダッドリーがデビューし、二人は行動をともにするようになりました。彼らはチーム3Dを結成し、ハードコアマッチやテーブルマッチで際立ったパフォーマンスを披露しました。

1999年にはWWF（現在のWWE）に移籍。初めはヒールキャラクターで活動していましたが、徐々に人気を集め、ベビーフェイスとして支持を得ることになりました。WWFでもECW時代同様にテーブルを利用したハードコアレスリングが得意で、特に印象的な対戦を数多く行いました。

2001年、WCWとECWの連合軍が結成されると、元ECW所属という背景から彼もその一員として活躍。2002年にはWWFのメンバーが分割され、ババ・レイとディーボンはそれぞれRAWとスマックダウンに分かれましたが、その後すぐに再びタッグを組むことになります。しかし、2005年7月にWWEから解雇されると、ダッドリーという名は使用できなくなり、それ以降はブラザー・レイやババ・レイの名前で活動を続けました。

その後、TNAに移籍すると、全日本プロレスやハッスルなど日本の団体でも試合を行う機会が増えました。2009年1月4日には新日本プロレスでIWGPタッグ王座を獲得し、2月にはそのタイトルを初防衛するなど、精力的に活動しました。

さらなる活動とタイトル獲得

2010年には、長年タッグを組んでいたディーボンとの抗争が始まり、この際にリングネームをブリー・レイに変更。その後、ハルク・ホーガンの娘、ブルック・ホーガンとの交際がスタートし、2013年にはリング上で結婚式を挙げるなど、私生活でも注目を浴びました。

2013年3月10日にはTNAでジェフ・ハーディーからTNA世界ヘビー級王座を獲得。この試合ではエイシズ・アンド・エイツの介入があったことから、ブリーは裏切りを果たすことになります。その後、ディクシー・カーターとの抗争が続く中、8月7日のインパクトでついにディクシーをテーブル葬に成功し、ファンの記憶に残るシーンとなりました。

2015年にはWWEのロイヤルランブルにサプライズで登場。その後、TNAのGMとして復帰し、様々なマッチメイクを担当しましたが、2016年に退団。2018年にはWWE殿堂に迎えられる栄誉を受けました。

技とスタイル

彼は、自慢の技の数々で知られており、特にサイド・スラム、ババ・カッター、バイオニック・エルボーなどが挙げられます。また、テーブルマッチを得意とし、そのスタイルは多くのハードコアマッチファンに支持されています。

まとめ

ババ・レイ・ダッドリーのキャリアは、数多くの団体で数々のタイトルを獲得し、多くのファンを魅了してきた歴史のあるレスラーです。彼の独特のキャラクターや圧倒的なパフォーマンスは、今後もプロレス界において忘れ去られることはないでしょう。

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