ビトリア空港

ビトリア空港：バスク地方の空の玄関口

ビトリア空港（Aeropuerto de Vitoria）は、スペインのバスク自治州アラバ県、ビトリア＝ガステイス近郊に位置する空港です。地元ではガステイス空港とも呼ばれています。IATAコードはVIT、ICAOコードはLEVTです。

空港の概要

ビトリア＝ガステイスの市街地から約8kmの距離にあり、バスク自治州にある3つの空港（ビルバオ空港、サン・セバスティアン空港）の中で最も長い3,500mの滑走路を有しています。2013年の旅客数は6,912人と少ないですが、貨物便の拠点として重要な役割を果たしています。

歴史

かつては、ライアンエアーがロンドン・スタンステッド空港やダブリン空港との間に定期便を運航していました。ロンドン便は15ヶ月で11万人、ダブリン便は9ヶ月で2万1千人の乗客がありましたが、2007年10月に両便とも運航を休止しました。2012年にはヘリット・ライネア・アエレアスがバルセロナへの定期便を運航しましたが、これも短期間で休止となりました。2014年には、イベリア航空がパルマ・デ・マヨルカ、メノルカ、イビサへの季節運航便を設定し、同年10月にはニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港への季節運航便を運航しました。ニューヨーク便は、バスク地方の空港から大西洋を横断する初の便として注目されました。

現在の状況

旅客便は限られていますが、貨物便の取扱量が多く、物流拠点としての重要性が高まっています。空港運営会社Aenaによる公式ウェブサイトでは、空港の最新情報や施設案内などを提供しています。

アクセス

ビトリア＝ガステイス市街地からのアクセスは、バスやタクシーが利用できます。空港周辺にはレンタカーサービスもあり、バスク地方の観光拠点としても便利です。

まとめ

ビトリア空港は、かつては旅客便も運航していましたが、現在は貨物便が中心となっています。しかし、バスク地方最長の滑走路を有し、物流拠点としての役割は重要です。バスク地方を訪れる際には、ビトリア空港を利用することも検討してみてはいかがでしょうか。

外部リンク

公式ウェブサイト
World Aero Data
* Aviation Safety Network

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