ビリー・コッチ

ウィリアム・クリストファー・コッチ

ウィリアム・クリストファー・"ビリー"・コッチ（William Christopher "Billy" Koch, 1974年12月14日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴

1993年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから4巡目で指名を受けるも、契約せずにクレムゾン大学へ進学。大学では学業を優先する傍ら、3年時の1996年にはアトランタオリンピックのアメリカ代表にチームメイトと共に選出され、銅メダルを獲得。同年6月のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから1巡目（全体4位）で指名を受け、プロ入り。

1997年にA+級でプロデビューするも、右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリに時間を費やす。1998年にはA+級でリーグ最多の14勝を挙げ、AAA級昇格。

1999年はAAA級からメジャーへ昇格し、5月5日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。マイナー時代は先発投手だったが、メジャーではリリーフとして起用され、クローザーとして定着。前半戦で14セーブ・防御率1.34を記録するなど好投を見せた。シーズン通算で56試合に登板して31セーブ・防御率3.39の成績を挙げ、新人王の投票では7位に入った。2000年以降も160km/hを超える速球を武器にクローザーとして活躍し、2002年まで4年連続で30セーブ以上を記録。

2001年12月、トレードでアスレチックスへ移籍。2002年にはリーグ最多の84試合に登板してキャリアハイの44セーブを記録し、チームは地区優勝。自身初のポストシーズンでは、ディビジョンシリーズ第5戦で3失点を喫し、チームは敗退。シーズン終了後、トレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍。

2003年は不調に終わり、2004年途中にフロリダ・マーリンズへ移籍。かつては最速と言われた速球のスピードも低下。

2005年1月に古巣ブルージェイズと契約するも、3月に解雇された。

プレースタイル

最速160km/hを超える速球と、スライダー、チェンジアップを武器に、クローザーとして活躍。特に速球は、打者を圧倒する威力があった。

詳細情報

年度別投手成績は省略
年度別守備成績は省略

背番号

44（1999年 - 2004年途中）
88（2004年途中 - 同年終了）

タイトル・表彰

ローレイズ・リリーフマン賞（2002年）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 K
* オリンピックの野球競技・メダリスト一覧

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