ピラーミデ駅は、
ローマ地下鉄B線に属する駅の一つで、
1955年2月10日に開業しました。ローマのオスティエンセ区に位置し、
サン・パオロ門を出てすぐのオスティエンセ広場にあります。駅名はこの広場にある古代ローマの建造物、ガイウス・ケスティウスのピラミッド(ピラーミデ・チェスティア)に由来しています。
駅の隣には、ローマ-リード線のポルタ・サン・パオロ駅があり、地下道を通じて
ローマ・オスティエンセ駅と接続しています。オスティエンセ駅からは、
ローマ近郊鉄道のFL1、FL3、FL5の各線に乗り換えることが可能です。さらに、水上バスを利用することで、ローマ・トレ大学へのアクセスも可能となっています。
駅のアトリウムは、芸術的な
モザイクで飾られており、アルテメトロ・ローマ賞を受賞しています。展示されている
モザイクは、
イタリア人アーティストのエンリーコ・カステッラーニとアメリカ人アーティストのビバリー・ペッパーによって制作されました。
周辺情報
ピラーミデ駅周辺には、以下のような施設やスポットがあります。
アチェア: 歴史的な建造物や遺跡が点在する地域。
ローマ・オスティエンセ駅:
ローマ近郊鉄道や長距離列車が発着する主要駅。
マルモラータ通り郵便局: 地域の郵便サービスを提供する施設。
交通
駅周辺は、以下の通りが交差する交通の要衝です。
マルモラータ通り (Via Marmorata): スブリーチョ橋やトラステヴェレ方面へ通じる。
アヴェンティーノ大通り (Viale Aventino): チルコ・マッシモ方面へ通じる。
マルコ・ポーロ通り (Via Marco Polo): クリストーフォロ・コロンボ通り-エウルやチリーチャ通り-アッピオ・ラティーノ方面へ接続する。
オスティエンセ街道 (Via Ostiense): サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂方面へ通じる。
リオーネとクアルティエーレ(行政区)
駅周辺は以下の行政区に属しています。
リオーネ: テスタッチョ、リーパ、
アヴェンティーノ、サン・サーバ
記念物と教会
周辺には歴史的な建造物や教会が多数あります。
ガイウス・ケスティウスのピラミッド: 古代ローマ時代のピラミッド型墳墓。
サン・パオロ門: 古代ローマの城壁の一部として現存する門。
チミテーロ・アカットーリコ(非カトリック墓地、イギリス人墓地): 外国人や非カトリック信者のための歴史的な墓地。
コッチ山 (Monte dei cocci): 古代の陶器の破片が積み重なってできた丘。
テスタッチョ広場 (Campo Testaccio): 地元の市場やイベントが開催される広場。
モンテマルティーニ・センター (Centrale Montemartini): 古代彫刻と産業考古学のコレクションを展示する美術館。
ポルタ・サン・パオロ鉄道博物館: 鉄道の歴史を展示する博物館。
サンタ・マリーア・リベラトリーチェ教会 (Santa Maria Liberatrice): 歴史的な教会。
サンタ・サビーナ教会 (Chiesa di Santa Sabina): アヴェンティーノの丘にある初期キリスト教の教会。
サン・サーバ教会 (Chiesa di San Saba): 歴史的な教会
外部リンク
ATACサイトの駅情報: 駅の構造やバス路線、駅構内のモザイクなどの情報を確認できます。
Google マップ: 駅の位置や周辺の地図情報を確認できます。