ファーレ立川

ファーレ立川とは

ファーレ立川は、JR立川駅北口に位置する、かつての米軍基地跡地を再開発して生まれた複合エリアです。東京都立川市の中心市街地に約5.9ヘクタールの広大な敷地を有し、ショッピングセンター、オフィスビル、映画館など、多様な機能を持つ11棟の建物が立ち並びます。また、このエリアの大きな特徴として、世界36か国92名のアーティストによるパブリックアートが屋外に展示されていることが挙げられます。これらのアート作品は、エリア全体に芸術的な彩りを加え、訪れる人々に新たな発見と感動を与えています。

このプロジェクトは、住宅・都市整備公団（現在の都市再生機構）によって実施され、1994年10月に誕生しました。

名称の由来と背景

ファーレ立川は、旧米軍基地のフィンカム交差点・ゲート付近に位置します。正式名称は「立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業」であり、「ファーレ」という名前は、イタリア語で「創造する」を意味する「fare」に、立川のローマ字表記の頭文字「t」を加えた造語「FARET」に由来します。

エリアのディレクションは、アートディレクターの北川フラム氏が担当し、パブリックアートの設置が進められました。しかし、再開発に伴い、旧立川飛行場の「旧発動機講堂」など、歴史的価値のある遺構は取り壊されてしまいました。

アート修復再生事業

2014年から2015年にかけて、ファーレ立川は20周年を迎えました。これを記念して、市民団体、民間企業、立川市役所が協力し、「ファーレ立川アート修復再生事業」が実施されました。風雨により傷ついた40作品が修復され、再び美しい姿を取り戻しました。この事業は、地域の宝であるアート作品を未来に継承するための重要な取り組みとなりました。

施設一覧

ファーレ立川には、以下のような多様な施設があります。

立川TMビル
立川髙島屋S.C.：2023年1月に百貨店としての営業を終了し、同年11月に全館専門店としてリニューアルオープン。
パレスホテル立川：2023年12月31日に閉館。跡地には高層マンションが建設される予定。
損保ジャパン立川ビル
シネマシティビル
シネマシティ
ファーレ立川センタースクエア
立川市中央図書館
立川市女性総合センター・アイム
立川ビジネスセンタービル
立川商工会議所
中央労働金庫立川支店
新鈴春ビル
群馬銀行立川支店
コアシティビル
三菱UFJモルガン・スタンレー証券立川支店
ファーレイーストビル
ファーレ立川郵便局
東京都住宅供給公社立川窓口センター
A-ONEビル
東京建物ファーレ立川ビル
法テラス多摩

アクセス

ファーレ立川へのアクセスは非常に便利です。

JR立川駅北口から徒歩5分
多摩都市モノレール立川北駅から徒歩1分

周辺情報

ファーレ立川の周辺には、以下のようなスポットがあります。

TAMA MIRAI SQUARE：多摩信用金庫の旧本店ビルをリニューアルした地域交流拠点。2023年2月にオープン。
国営昭和記念公園
シネマ通り：旧基地正門前の商店街として発展。立川初の映画館があった。

まとめ

ファーレ立川は、再開発によって生まれた現代的な都市空間の中に、アートと文化が融合した魅力的な場所です。ショッピングや食事、アート鑑賞など、多様な楽しみ方ができるため、多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。

外部リンク

ファーレ立川アート公式ホームページ

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