フェイス (企業)

株式会社フェイスについて

株式会社フェイスは、日本のIT企業で、京都府京都市中京区に本社があります。設立は1992年で、音楽事業を起点にスタートし、今では多様な事業を展開しています。企業のキャッチコピーは「Faith to Face 〜いい顔に逢いたくて〜。」です。特に、携帯コンテンツ配信サービスの企画・開発に注力しており、コンテンツフォーマット技術や音声信号処理技術の開発・ライセンス提供も行っています。

事業内容

フェイスは、近距離通信技術を駆使したNFRM（Near Field Rights Management）技術を有しており、これは携帯電話と他のデバイス間での権利認証を実現します。また、その子会社であるフェイス・ワンダワークスは、動画配信サービスを展開しており、オンラインゲーム『ローズオンライン』の運営も担当しています。電子決済サービス事業にはかつて参入しましたが、その後撤退しています。

2023年440e年10月に、東京証券取引所スタンダード市場に変更されたことも注目されます。これまでに多くの企業買収や子会社設立を経て、成長を続けています。

沿革

フェイスの歴史は1992年にさかのぼります。この年、資本金1,000万円で設立され、音楽事業を中心に活動を開始しました。その後、2000年には本社の地を京都市中京区烏丸通御池に移転し、東京オフィスも設置しました。また、2001年にはJASDAQ市場に上場したことで、さらなる成長を遂げるきっかけとなりました。

2003年には、電子決済の分野に進出し、ウェブマネーを子会社化するも、その後2011年にはKDDIに売却し撤退しています。一方で、コロムビアミュージックエンタテインメントの株式取得を通じて、音楽事業の強化を図り、2014年には連結子会社となりました。こうした動きを経て、様々な業種にわたる関連企業を持つまでに成長しました。

主要関連会社

株式会社フェイスには、連結子会社が数多く存在します。中でも、日本コロムビア株式会社は長年にわたり音楽ソフトの制作、宣伝、販売を手掛けており、コロムビア・クリエイティブやドリーミュージックなどの企業もグループ内で機能しています。また、音楽情報サイトのBARKSを企画運営するジャパンミュージックネットワーク株式会社も重要な位置を占めています。さらに、アーティストのマネジメントを行うKSRや、音楽配信事業のライツスケールなど、各分野でのシナジーを図っています。

今後の展望

株式会社フェイスは、技術革新や市場変化に敏感に対応しながら、さらなる成長を目指しています。特に、音楽やコンテンツ分野での新たな提携や事業展開が期待されており、今後の動向に注目が集まっています。企業理念に基づき、「いい顔に逢いたくて」という言葉のもと、魅力的なサービス開発を続けていくでしょう。

もう一度検索