ブニア

ブニア（Bunia）

ブニアは、コンゴ民主共和国北東部のイトゥリ州の州都であり、2012年の人口は約36万人です。標高1275mに位置し、アルベルティーヌ溝帯のアルバート湖の西約30km、イトゥリ雨林の東約25kmに位置しています。

人口推移

1984年7月1日：5万9598人
2004年7月1日：23万625人
2012年：36万6126人

歴史

ブニアは、1999年以降、第二次コンゴ戦争下のイトゥリ紛争の中心地となり、レンドゥ人、ヘマ族、民兵、ウガンダ軍が衝突しました。この紛争に対応するため、アフリカ最大の国際連合コンゴ民主共和国安定化ミッション（MONUSCO）の基地が置かれ、コンゴ民主共和国北東部を管轄することになりました。

ブニアでは金が採掘されますが、紛争の資金源となる紛争鉱物となっています。2018年現在もヘマとレンドゥの民族対立による衝突が続いており、ブニア郊外には難民キャンプが設けられています。

気候

ブニアの気候に関する詳細な情報は、提供された資料には記載されていません。

交通

ブニアは高速道路でキサンガニ、ブテンボ、ゴマと繋がっていますが、雨季には道路状況が悪化します。ウガンダ国境まで約40kmですが、道路は繋がっていません。北のアルア、グル、ジュバとは高速道路で繋がっており、紛争で通行不能になるまでは、ウガンダや南スーダンとの主要な貿易路でした。そのため、ブニアは国境貿易の重要な拠点でした。

ラゴス・モンバサ高速道路によって、ブニアの拠点性が再び高まると計画されていますが、国内ではまだ通行可能な区間がありません。ボゴロ経由で60km走ると、アルバート湖のカセニーイー港に到達し、湖北のマハギ港、東岸のブティアバ港、白ナイル川のパクワチュ港とボートで繋がっています。ブニア空港への道路状況は悪く、鉄道も通っていません。

地理

ホヨ山：南西約35km
シャリ川：北西を流れる
イトゥリ川：西約35km
シャリ川とイトゥリ川の合流点：南南西約45km

メディア

国連平和維持軍が駐留しているため、コンゴ民主共和国の赤道地方の中では比較的治安が良く、2006年にはBBCTVが「Equator (BBC TV series)」を撮影しました。

教育

ブニア大学（UNIBU）があります。

外部リンク

Detailed Map of Bunia
Map of tribal areas of Ituri
Congo's battle with disarmament, BBC, 9 June 2005
Watch Equator, the BBC TV program featuring Bunia

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