ブラザー イン アームズシリーズ

『ブラザー イン アームズ』（Brothers in Arms、略称：BIA）シリーズは、第二次世界大戦を題材としたミリタリーアクションゲームで、実話をベースに制作されています。このシリーズは、単なるシューティングゲームではなく、兵士たちの人間ドラマと戦場のリアルな描写に重点を置いている点が特徴です。

開発と販売

PlayStation 2とXbox（およびXbox 360）版はユービーアイソフトが開発・販売を担当していますが、PC版のみ開発はGearbox Software、販売はライブドアが行っています。また、日本国外ではニンテンドーDSやPSPなど、様々なプラットフォームで展開されています。

シリーズ作品

シリーズには、以下の本編作品とスピンオフ作品があります。

本編作品
ブラザー イン アームズ ロード トゥ ヒル サーティー (Brothers in Arms: Road to Hill 30)
ブラザー イン アームズ 名誉の代償 (Brothers in Arms: Earned in Blood)
ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ (Brothers in Arms: Hell's Highway)
スピンオフ作品
ブラザー イン アームズ アワー オブ ヒーローズ (Brothers in Arms: Hour of Heroes)
ブラザー イン アームズ 2 グローバル フロント (Brothers in Arms 2: Global Front)
ブラザー イン アームズ 3 ソンズ・オブ・ウォー (Brothers in Arms 3: Sons of war)

また、以下の作品は日本での発売が未定です。

Brothers in Arms: D-Day
Brothers in Arms: DS
Brothers in Arms: Art of War
Brothers in Arms (N-Gage)
Brothers in Arms: Double Time
Brothers in Arms: Savage 7
Brothers in Arms: Furious 4

ゲームの特徴

このシリーズは、従来のFPSゲームとは異なり、登場人物一人ひとりの存在感に重点を置いています。物語は、ノルマンディー上陸作戦の3日前に始まる第101空挺師団の進路解放任務からスタートし、プレイヤーは地形を巧みに利用しながら、容赦なく攻撃を仕掛けてくるドイツ軍を制圧していきます。敵部隊には赤い丸いアイコンが表示され、その状態が攻撃の激しさを表しています。赤い状態を解除していくほど、敵は反撃を躊躇するようになります。

リアリティへのこだわり

登場人物やステージの細部に至るまで、実話に基づいた徹底的なリアリティへのこだわりが特徴です。体験者の証言をもとに制作され、デザイナーでさえも本物の銃を使用し、米軍の協力を得て制作されました。重厚な音響効果もそのリアリティを支えています。アメリカ国立公文書記録管理局に保管されている資料や、ノルマンディー上陸作戦前後の詳細な資料を調査し、地形も忠実に再現されています。

ゲーム性

スティーヴン・スピルバーグの『バンド・オブ・ブラザーズ』を意識した作品であり、ゲーム性は、ファーストパーソン・シューティングというより、GRAW（Ghost Recon Advanced Warfighter）のようなリアルタイムストラテジーの要素が強いです。プレイヤーは仲間たちに指示を出しながら、ドイツ軍の拠点を制圧していきます。第二次世界大戦を舞台にしたゲームの中でも、ドラマティックな要素が強く、戦友たちが互いのために血を流すシーンに力が注がれています。

関連項目

第二次世界大戦
ノルマンディー上陸作戦
史上最大の作戦
D-デイ
連合軍
第101空挺師団 (アメリカ軍)
落下傘部隊

外部リンク

ブラザー イン アームズ ロード トゥ ヒル サーティー 公式サイト
ブラザー イン アームズ 名誉の代償 公式サイト
* ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ 公式サイト

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