ブルーコンコルド

ブルーコンコルド

日本の競走馬、ブルーコンコルドは2006年度にダートグレード競走最優秀馬に選ばれ、NARグランプリ2006特別表彰を受けた名馬です。彼はクラブ法人「ブルーマネジメント」によって一口馬主方式で2,520万円（1口5万400円×500口）で募集されました。

戦績の詳細

2歳・3歳時

ブルーコンコルドは2002年7月、小倉競馬場の新馬戦で2着に入る形でデビューします。本来は芝1200mでの出走が計画されていたものの、騎手の池添謙一の提案で芝1000m戦に変更。折り返しの新馬戦で初勝利を記録し、その後、京王杯2歳ステークスでは初めての重賞制覇を果たします。その後、彼は挫石に見舞われ放牧に出され、クラシック路線から離れることになりました。

2003年には皐月賞を目指してスプリングステークスに挑みますが、レース中に肉離れを発症。再度放牧に出された後は、芝コースでの出走を続けますが、勝ち星には恵まれませんでした。しかし、霜月ステークスにて初めてのダート戦で圧勝を収め、彼の適性がダートに高いことを証明します。この勝利が、ダート短距離路線への転向を決定づけました。

4歳・5歳時

ダート短距離に活躍を移した2004年は苦戦を強いられますが、12月のギャラクシーステークスで新たな騎手・幸英明とのコンビで1着を獲得。これが転機となり、その後の活躍が始まります。2005年にはプロキオンステークス、シリウスステークスを制し、名古屋競馬場でのJBCスプリントでは圧勝。これが彼のGIレース初勝利となり、調教師の服部利之、馬主の荻伏レーシング・クラブにとっても特別な意味を持つ結果でした。

6歳時

2006年はガーネットステークスやフェブラリーステークスこそ振るわなかったものの、黒船賞では圧勝を果たします。続くかしわ記念で2着に入り、マイルチャンピオンシップ南部杯でも優勝。これにより、距離への不安を払拭し、さらなる統一GIのタイトルを獲得しました。また、JBCスプリントで連覇を達成した事も大きな成果です。

7歳時

2007年のフェブラリーステークスでは立て直しに失敗し2着に終わりますが、かしわ記念で優勝し、GIの通算勝利を重ねます。夏場の放牧を経て、マイルチャンピオンシップ南部杯では連覇を達成。最後はJBCクラシックで4着となるも、多くのファンの心に深く刻まれました。

8歳時

2008年にはフェブラリーステークスで南部杯3連覇を達成。JBCスプリントでは4着に終わるも、その後のジャパンカップダートで健闘し、最終的に東京大賞典では4着になります。

9歳時・引退後

2009年の川崎記念では4着で始まりましたが、成績が振るわず、引退を決意します。11月5日には競走馬登録が抹消され、新冠町のハントバレートレーニングファームで乗馬として余生を過ごしました。また、彼は2016年5月2日に蹄葉炎のため亡くなりました。

エピソード

競馬評論家の細江純子は、ブルーコンコルドを「闘牛のようだ」と表現し、その闘志を称賛しました。彼の競走成績や血統については、ネット競馬や他の情報サイトで詳しく確認できます。このように、ブルーコンコルドは日本の競馬界に輝かしい足跡を残した名馬として記憶されています。

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