ブレット・ハーパー

ブレット・デイヴィッド・ハーパーは、1981年7月31日にアメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティで生まれました。父親はミネソタ・ツインズで活躍したブライアン・ハーパーであり、親子二代でプロ野球選手という経歴を持ちます。

マイナー・独立リーグ時代

2000年のMLBドラフト会議でニューヨーク・メッツから45巡目で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、メジャーリーグでの出場経験はなく、マイナーリーグで802試合に出場し、122本塁打を記録しました。2010年シーズンは、アトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズでプレーした後、オークランド・アスレチックス傘下3Aのサクラメント・リバーキャッツに移籍しましたが、すぐに解雇されました。

横浜ベイスターズ時代

2010年6月、横浜ベイスターズの入団テストに合格し、シーズン終了までの契約を結びました。年俸は最大1000万円で、背番号は42でした。加入後すぐに打線の中軸を担い、7月18日の対読売ジャイアンツ戦では、マーク・クルーンから劇的な逆転サヨナラ満塁ホームランを放ちました。守備や走塁に課題はあったものの、一時4割を超える打率を記録するなど、打撃面でチームに大きく貢献しました。シーズン終了後、年俸3000万円で再契約を結びました。

2011年は、主に5番・一塁手として起用されました。5月11日の巨人戦では決勝ホームランを放ちましたが、徐々に調子を落とし、中村紀洋との併用が多くなりました。8月下旬からは若手起用の方針からスタメンを外れることが多くなり、9月24日に二軍降格となり、そのままアメリカに帰国しました。シーズンを通して9本塁打に終わり、期待された長打力を発揮できず、11月25日に戦力外通告を受けました。

横浜退団後

2012年にはメキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズと契約し、85試合で打率.343、27本塁打の好成績を残しました。

東北楽天ゴールデンイーグルス時代

2012年7月、長距離砲を必要としていた東北楽天ゴールデンイーグルスとシーズン終了までの契約を結びました。年俸は1500万円で、背番号は68でした。しかし、19試合で打率1割台、本塁打0という期待外れな結果に終わり、シーズン終了後に解雇されました。

楽天退団後

2013年には再びモンクローバ・スティーラーズでプレーしました。2014年は所属球団がありませんでしたが、2015年に再びモンクローバ・スティーラーズと契約しました。その後、トレードでキンタナロー・タイガースに移籍しましたが、2016年に解雇されました。その後、独立リーグやメキシカンリーグでプレーを続けましたが、2016年以降はプレー記録がありません。

選手としての特徴

フォロースイングが非常に大きく、バットが捕手に当たることがありました。2011年6月12日の対日本ハム戦では、大野奨太の頭部にバットが直撃し、怪我を負わせるアクシデントもありました。左投手に対しては打率.262と苦手にしていましたが、右投手に対しては打率.348、得点圏打率.357と勝負強さを発揮しました。横浜時代には、大野雄次やラリー・シーツの応援歌が流用されていました。

詳細情報

NPB初出場・初先発出場: 2010年7月6日、対中日ドラゴンズ戦（横浜スタジアム）
NPB初安打・初本塁打・初打点: 同上、4回裏にチェン・ウェインから右越ソロ
背番号: 42（2010年途中 - 2011年）、68（2012年途中 - 同年終了）

脚注

選手の通算成績と情報
個人年度別成績

関連項目

横浜DeNAベイスターズの選手一覧
* 東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧

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