ブロック・ラーソン

ブロック・ラーソンは、1977年8月23日生まれのアメリカ合衆国出身の男性総合格闘家です。ミネソタ州ブレイナードで生まれ、ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミーに所属しています。ブラジリアン柔術の黒帯を保持しており、その高いグラップリング技術が彼の格闘スタイルを特徴づけています。

ラーソンは高校2年生の時にレスリングを始め、2002年にはブラジリアン柔術をスタートさせました。同じ年にはプロ総合格闘技デビューを果たし、そのキャリアをスタートさせました。2005年にはデビューから12連勝という驚異的な成績を収め、UFCとの契約を勝ち取りました。しかし、UFC初戦となるUltimate Fight Night 2ではジョン・フィッチに判定負けを喫し、その後ミドル級からウェルター級に階級を転向しました。

2007年にはWECに参戦し、2連勝を飾りました。8月5日にはWEC世界ウェルター級タイトルマッチでカーロス・コンディットと対戦しましたが、一本負けを喫し王座獲得には至りませんでした。2009年3月1日にはWEC 39でコンディットとの再戦が予定されていましたが、ラーソン自身の怪我によりキャンセルとなりました。その後、WECウェルター級がUFCに移管されたことに伴い、ラーソンもUFCへ移籍しました。

UFC移籍後、2009年4月1日には「UFC Fight Night: Condit vs. Kampmann」に出場し、ジェシー・サンダースに一本勝ちを収めました。同年5月23日にはUFC 98でマイク・パイルに肩固めで一本勝ちを収め、この勝利でサブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。しかし、2009年11月21日のUFC 106ではブライアン・フォスターとの対戦で、2ラウンドに右フックでダウンを奪われ、タップアウト負けを喫しました。

2010年9月11日には、Shark Fightsでタレック・サフィジーヌと対戦し、0-3の判定負けを喫しました。2014年3月14日にはONE FC 14の世界ウェルター級王座決定戦で鈴木信達と対戦しましたが、こちらも0-3の判定負けとなり、王座獲得はなりませんでした。

ラーソンの獲得タイトルには、2004年のICCライトヘビー級王座、2005年のISKA MMA北米ミドル級王座、そして同じく2005年のExtreme Challenge 63優勝などがあります。また、UFCでのサブミッション・オブ・ザ・ナイトを1回、WECでのノックアウト・オブ・ザ・ナイトを1回受賞しており、その卓越した技術とパフォーマンスが高く評価されました。

ラーソンの戦績は、様々な格闘技団体で数多くの試合を経験しており、その中で培われた技術と経験は、彼の総合格闘家としてのキャリアを彩る重要な要素となっています。彼の戦いぶりは、多くの格闘技ファンに記憶されています。

獲得タイトル

ICCライトヘビー級王座（2004年）
ISKA MMA北米ミドル級王座（2005年）
Extreme Challenge 63 優勝（2005年）

表彰

UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト（1回）
* WEC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト（1回）

もう一度検索