ベスト・オブ・ディオ・イヤーズ

『ベスト・オブ・ディオ・イヤーズ』（Black Sabbath: The Dio Years）は、2007年に発表されたブラック・サバスのベスト・アルバムです。このアルバムは、ロニー・ジェイムス・ディオが在籍していた時期のスタジオ・アルバム3作とライブ・アルバム1作から選ばれた13曲に、新たに書き下ろされた3曲を加えた全16曲で構成されています。

2005年10月21日、トニー・アイオミとロニー・ジェイムス・ディオは会合を持ち、その後ギーザー・バトラーとビル・ワードも合流して、ヘヴン・アンド・ヘルが結成されました。しかし、最終的にはビル・ワードが脱退し、ヴィニー・アピスが加入。ヘヴン・アンド・ヘルは、ブラック・サバスの『悪魔の掟』（1981年）、『ライヴ・イーヴル』（1982年）、『ディヒューマナイザー』（1992年）と同じラインナップとなりました。

本作に収録された新曲は、ヘヴン・アンド・ヘルの4人によってレコーディングされました。トニー・アイオミによれば、「最初は2曲だけの予定だったが、あまりにもスムーズに出来上がったから、もう1曲加えることにした」とのことです。新曲のうち、「デヴィル・クライド」は、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで38位を獲得しました。

ヘヴン・アンド・ヘルは、本作のリリースに先駆け、2007年3月11日にバンクーバーで公演を行い、ワールド・ツアーを開始しました。

収録曲

1. ネオンの騎士 "Neon Knights"
2. レディ・イーヴル "Lady Evil"
3. ヘヴン&ヘル "Heaven and Hell"
4. ダイ・ヤング "Die Young"
5. 孤独の定め "Lonely is the Word"
6. 悪魔の掟 "The Mob Rules"
7. ターン・アップ・ザ・ナイト "Turn Up the Night"
8. ヴードゥーの呪い "Voodoo"
9. 失楽園 "Falling Off the Edge of the World"
10. アフター・オール "After All (The Dead)"
11. TVクライム "TV Crimes"
12. I "I"
13. チルドレン・オブ・ザ・シー（ライヴ） "Children of the Sea (live)"
14. デヴィル・クライド "The Devil Cried"
15. シャドウ・オブ・ザ・ウィンド "Shadow of the Wind"
16. イヤー・イン・ザ・ウォール "Ear in the Wall"

1 - 5: アルバム『ヘヴン&ヘル』（1980年）より
6 - 9: アルバム『悪魔の掟』（1981年）より
10 - 12: アルバム『ディヒューマナイザー』（1992年）より
13: アルバム『ライヴ・イーヴル』（1982年）より
14 - 16: 新曲

参加ミュージシャン

トニー・アイオミ - ギター
ロニー・ジェイムス・ディオ - ボーカル
ギーザー・バトラー - ベース
ビル・ワード - ドラムス (1-5)
ヴィニー・アピス - ドラムス (6-16)
* ジェフ・ニコルス - キーボード (1-13)

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