ホセ・キンタナ

ホセ・ギジェルモ・キンタナのプロ野球キャリア

ホセ・ギジェルモ・キンタナ（José Guillermo Quintana）は、1989年1月24日生まれのコロンビア出身のプロ野球選手で、ポジションは投手です。左投げ右打ちの選手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・メッツに所属しています。彼の愛称は「Q」や「レロ」（Lelo）で、時々メディアでは「キンターナ」や「クインタナ」と表記されることもあります。

初期の経歴

ホセ・キンタナは、2006年4月26日にアマチュア・フリーエージェントとしてニューヨーク・メッツと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。彼はその後、2007年にドーピング規則に違反し、50試合の出場停止処分を受けました。そして、2007年7月31日に自由契約となります。

その後、2008年にはニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びました。彼は2010年11月にはフリーエージェントとなりましたが、その後12月15日にヤンキースと再契約します。2011年のオフには再びフリーエージェントとなりました。

シカゴ・ホワイトソックス時代

2011年11月、キンタナはシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結びました。2012年にはAA級バーミングハム・バロンズで素晴らしい成績を収め、5月7日にはメジャーデビューを果たします。デビューから17日後、彼はメジャー初勝利を収めました。最終的に、2012年の成績は6勝6敗、防御率3.76という結果でした。

続く2013年には、ホワイトソックスの先発ローテーションに定着。33試合に登板し、防御率は3.51、164奪三振を記録しました。2014年にはさらに成績を向上させ、279イニングを投げた2015年には、メジャー初完封を達成しています。

コロンビア代表とオールスター選出

キンタナは2016年にオールスターゲームに選出され、キャリアハイの防御率3.20、13勝12敗を記録しました。そして、そのオフにはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のコロンビア代表として選出されています。

カブス、エンゼルス、ジャイアンツ、パイレーツ時代

2017年にはシカゴ・カブスにトレードされ、カブスでは14試合先発し、7勝3敗を記録。その後も彼は複数回のトレードを経験し、2021年にはロサンゼルス・エンゼルスに、次いでサンフランシスコ・ジャイアンツ、ピッツバーグ・パイレーツと所属を転々としました。

2022年にはセントルイス・カージナルスへのトレードを経て、再びニューヨーク・メッツと契約し、古巣に戻りました。

プレースタイル

キンタナは、オーバースローから最速96.1mph（約154.7km/h）の速球（フォーシーム、ツーシーム）を中心に、平均79mph（約127km/h）のカーブや平均86mph（約138km/h）のチェンジアップを活用します。彼の与四球率は2.5であり、高い制球力が特徴です。

選手の記録

キンタナはこれまでのキャリアにおいて、オールスターゲームに1回選出されるなど、その実力を証明してきました。背番号は62を主に使用し、特定の年では63番も着用していました。

現在も彼の活躍はファンから注目されており、今後の成績にも期待が寄せられています。

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