ボアソナード・タワー

ボアソナード・タワー

法政大学市ヶ谷キャンパスに位置するボアソナード・タワーは、大学創立120周年を記念して建設された高層建築物です。千代田区富士見地区においてひときわ高い存在感を放ち、学生からは「ボアソ」の愛称で親しまれています。

デザイン

グレーと白を基調とした落ち着いたデザインが特徴で、市ヶ谷駅側は前面が突出した形状、飯田橋駅側は上部が窪んだ形状をしています。タワー上部側面には、それぞれ「法政大學」と「HOSEI」のシンボルマークが掲げられています。また、隣接する55年館に一部食い込むように建設されているため、25階以下は複雑なフロア形状となっています。建物内には、法政大学のスクールカラーであるオレンジとブルーが効果的に用いられています。

大学施設としての特徴

国内の大学建築物としては4番目の高さを誇り、最上階からは都心部を一望できる素晴らしい眺望が楽しめます。新宿、丸の内、汐留の高層ビル群に加え、天候に恵まれれば横浜ランドマークタワー、富士山、房総半島の山々、筑波山まで見渡すことができます。26階のスカイホールでは、東京スカイツリーを間近に見ることができ、その壮大な景色は訪れる人を魅了します。

名称の由来

名称は大学内の公募によって決定され、コピーライターの勝浦雅彦氏（法学部卒・電通）が考案しました。法政大学の創始者であり、前身である東京法学校の教頭を務めたギュスターヴ・エミール・ボアソナードにちなんで名付けられました。

主な施設

B1階 フォレストガーデン：350席を有する学生食堂。半地下構造ながら、外濠公園の緑を眺めながら食事を楽しめます。
1階 ヘリオス：吹き抜け構造の開放的な学生ホール。入学センターも併設。
2階 レインボーテラス：軽食を楽しめるスペース。
3階 AVライブラリー・マルチメディアスタジオ・e-lounge：1500以上の映像作品を視聴できるAVライブラリー、本格的な音響設備を備えたマルチメディアスタジオ、情報コンセントを備えたe-lounge。
4階～7階 情報実習室：約400台のパソコンが設置され、授業や自習に利用可能。
5階～12階 演習室：主にゼミナール活動に使用。
8階～10階 理科実習室：文系学部の理科授業で使用。
18階 イノベーションマネジメント研究センター
19階 言語・文化センター、エコ地域デザイン研究所
21階 法政大学沖縄文化研究所
22階 法政大学ボアソナード記念現代法研究所
23階 野上記念法政大学能楽研究所
25階 スタッフクラブ：卒業生が食事を楽しめる施設。
26階 スカイホール・展望スペース：多目的ホールと、大学の歴史に関する展示がある展望スペース。

その他、三菱UFJ銀行ATM、視聴覚教室、理系科目・地理学・心理学用実験室、各学部・学科の事務室や資料室、研究所、研究室などがあります。

エレベーター

1～12階用の低層階用エレベーター4基、B1～26階用の高層階用エレベーター4基、全階停止の非常用エレベーター1基が設置されています。始業前は大変混雑します。

アクセス

JR中央総武線各駅停車・都営新宿線・東京メトロ有楽町線・東京メトロ南北線市ケ谷駅から徒歩約10分。
JR中央総武線各駅停車・都営大江戸線・東京メトロ有楽町線・東京メトロ南北線・東京メトロ東西線飯田橋駅から徒歩約10分。

まとめ

ボアソナード・タワーは、法政大学のシンボルとして、教育・研究活動を支える重要な施設です。その洗練されたデザインと充実した設備は、学生や教職員にとって快適な学習・研究環境を提供しています。また、都心を一望できる展望スペースは、訪れる人々に感動を与えています。

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