マイク・アルフォンソ

マイク・アルフォンソ（マイク・オーサム）の生涯

マイク・アルフォンソ（Mike Alfonso、1965年1月24日 - 2007年2月17日）は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロレスラーです。ザ・グラジエーター、マイク・オーサム / マイク・アッサムなどのリングネームで知られています。

FMWでの活躍

1989年にデビュー後、アメリカのインディー団体で活動。1990年、FMWにザ・グラジエーターとして初来日。2メートル近い長身から繰り出すパワーボム「アッサムボム」と、場外へのノータッチ・トペ・スイシーダは、日本のファンに衝撃を与えました。

ポーゴとのタッグでプエルトリコ軍団の一員としてFMWに定着。総合格闘技タッグリーグ戦では優勝を果たしました。その後、シーク軍団ではタイトン、ボウダーらと活躍。シーク軍団を裏切りチーム・カナダを結成し、ビッグ・タイトンとのメガトンコンビで世界ブラスナックル王者に君臨しました。しかし、タッグ王座防衛失敗を機にタイトンと決別。W★ING同盟に加入し、タイトンとのシングルマッチは大きな注目を集めました。

大仁田厚引退後も、新生FMWの外国人エースとして活躍。リーサル・ウェポンに所属し、正規軍やW★INGと激しい抗争を繰り広げました。1995年のリーグ戦『グランドスラム』では、決勝でハヤブサを破り、世界ブラスナックル王座を奪取。テリー・ファンクと合体し米版FMWを結成。金村ゆきひろからインディペンデント・ワールド・世界ヘビー級王座を奪い、FMW認定二冠統一王者となりました。1997年の川崎球場大会での田中将斗戦は、FMWとECWを股にかける名勝負として高く評価されています。

ECW、そして晩年

FMWがエンターテイメント路線に転換後、アメリカに戻りECWに参戦。1999年には全日本プロレスにも参戦し、小橋建太とのシングルマッチも実現しました。

ECW世界ヘビー級王座戴冠中の2000年、高額な契約金でWCWに移籍。しかし、WCWでは目立った活躍ができず、WCW崩壊後はWWF（現：WWE）に登場するも解雇されました。

2005年、WWEのPPV、WWE ECW's One Night Standで田中将斗と対戦。その後、プロレスリング・ノアへの出場を予定していましたが、内臓疾患により欠場。引退を決意し、不動産取引のライセンスを取得。2006年からは地元フロリダ州タンパの不動産会社に勤務していました。

2007年2月17日、自宅で首を吊って自殺しているのが発見されました。42歳という若さでした。

得意技

アッサムボム
スーパー・アッサムボム
カミカゼ・アッサムボム
アッサム・スプラッシュ
スーパー・ランチャー
トペ・スイシーダ
プランチャ・スイシーダ

タイトル歴

ECW
ECW世界ヘビー級王座 : 2回
ECW世界タッグ王座 : 1回（w / レイヴェン）
WWF
WWFハードコア王座 : 1回
FMW
FMW二冠統一王座
世界ブラスナックルタッグ王座 : 2回（w / ビッグ・タイトン、ミスター・ポーゴ）
世界ストリートファイト6人タッグ王座 : 1回（w / ホーレス・ボウダー、大矢剛功）
MLW
MLW世界ヘビー級王座 : 1回

マイク・アルフォンソは、その激しいファイトスタイルと数々のタイトル獲得で、多くのプロレスファンに記憶されるレスラーです。

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