マイク・マロース

マイケル・ウォーレン・マロース（Michael Warren Maroth, 1977年8月17日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州オーランド出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として活躍しました。

プロ入りとメジャーデビュー

1998年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから3巡目（全体85位）で指名され入団。その後、1999年にデトロイト・タイガースへ移籍し、2002年6月8日にメジャーデビューを果たしました。デビュー後は先発投手として21試合に登板しました。

2003年の苦難とチームへの貢献

2003年には初の開幕投手を務めるも、開幕から7連敗を喫しました。シーズンを通して苦しみながらも、9月5日には23年ぶりとなるシーズン20敗を記録。最終的には21敗を喫しましたが、シーズン最後の登板で勝利投手となり、チームがシーズン120敗を免れる事に貢献しました。

2004年以降の活躍

2004年には11勝13敗、防御率4.31、108奪三振と成績を向上させ、タイガースの先発投手として安定した投球を見せました。7月16日のヤンキース戦ではメジャー初完封を記録。2005年には14勝14敗と勝率を五分まで改善させました。

2006年の故障と移籍

2006年は開幕から好調を維持し、球団史上1993年以来となる開幕3連勝を記録。4月には19.1イニング連続無失点を記録しました。しかし、5月に肘の痛みを訴え故障者リスト入り。手術を経てシーズン終盤にリリーフとして復帰しました。2007年にはセントルイス・カージナルスへトレードで移籍しましたが、カージナルスでは1勝も挙げられませんでした。

その後

2008年にはロイヤルズと契約しましたが解雇。その後、ブルージェイズとマイナー契約を結びましたが、解雇されました。2010年にはツインズとマイナー契約を結び、AAA級ロチェスター・レッドウイングスに所属。2011年1月26日に現役引退を表明しました。

マロースは、苦難の時期を乗り越え、チームに貢献した投手として記憶されています。特に、2004年、2005年の安定した投球は、タイガースのファンに希望を与えました。

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