マウス・タウン ロディとリタの大冒険

映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』について

『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』（原題: Flushed Away）は、2006年に公開されたアメリカ・イギリス合作のアニメーション映画です。本作は、アードマンとドリームワークスが共同制作した劇場用長編アニメーションの第3弾で、これまでの作品がストップモーション・クレイアニメだったのに対し、全編がCGアニメーションで制作されています。

ストーリー 概要

映画は、裕福なロンドンの家庭で飼われているネズミ・ロディの物語から始まります。ある日、地下からやって来たシドというネズミによってロディは家から追い出されてしまい、その結果、下水道を流され「マウス・タウン」というネズミたちの独特な世界にたどり着きます。このユニークな街で、ロディは生き延びるために新たな仲間リタと出会い、数々の冒険を繰り広げます。ロディは自分の元の生活を取り戻すため、困難に立ち向かっていく姿が描かれています。

キャスト

本作には豪華な声優陣が揃っています。主人公ロディの声を務めるのはヒュー・ジャックマンで、日本語吹き替えは松本保典が担当しています。リタ役はケイト・ウィンスレットで、甲斐田裕子が日本語版の声を担当しています。その他にも、シド役のシェーン・リッチー（石住昭彦）、スパイク役のアンディ・サーキス（ヰズミ）、ザ・トード役のイアン・マッケラン（有川博）など、多くのキャラクターが印象的な演技を見せています。

公開と興行成績

アメリカでは2006年10月29日にニューヨークでワールドプレミア上映が行われ、その後11月3日に3707館で一般公開されました。公開初週末の興行成績は3位という良好なスタートを切りました。イギリスでも同年11月23日にロンドンでプレミア上映された後、12月1日に一般公開され、日本では2006年10月22日に東京国際映画祭で招待作品として上映されました。後に全国公開が予定されていましたが、劇場公開することなくDVDがリリースされました。

評価

映画の評価は様々な場所で示されています。レーティングサイトのRotten Tomatoesでは、139件のレビューで支持率が73%、平均点は6.70/10という結果になっています。また、Metacriticでは28件のレビューが集計され、加重平均値が74/100と高めの評価を得ています。

トリビア

本作にはアードマンとドリームワークスに関連する多くの要素が散りばめられています。ロディの部屋には他作品に登場したキャラクターたちの小物が置かれており、アニメーションのファンには楽しめる演出が満載です。また、映画の中にはヒュー・ジャックマンにちなんだウルヴァリン風のコスチュームなども登場しており、小ネタも多く存在します。

テレビゲーム

さらに本映画に基づいたテレビゲームも発売されました。公開に先駆けて2006年10月には、PlayStation 2やニンテンドーDSなどのプラットフォーム向けにアクションアドベンチャーゲームが登場し、アニー賞のゲーム・アニメーション部門も受賞しています。

映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』は、ユーモアやスリル、そして深い友情を描いた作品であり、家族全員で楽しめる作品となっています。

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