マクタン・セブ国際空港とは？意味をやさしく解説

マクタン・セブ国際[[空港]]

マクタン・セブ国際[[空港]]（Mactan–Cebu International Airport、略称：MCIA）は、フィリピン中部のセブ州、マクタン島にある国際[[空港]]です。メトロ・セブ都市圏の空の玄関口として、国内線・国際線ともに重要な役割を担っています。

概要

当空港は、セブパシフィック航空、パンパシフィック航空、ロイヤルエアチャーターサービスのハブ[[空港]]として機能しています。年間旅客数は約300万人から400万人に達し、首都マニラのニノイ・アキノ[[国際[[空港]]]]に次ぐ、フィリピン第2の国際[[空港]]です。

空港は797ヘクタールの広大な敷地を有し、3,300メートルの滑走路が1本あります。かつてはアメリカ空軍のマクタン空軍基地として使用されていましたが、米軍撤退後はフィリピン空軍のマクタン・ベニト・エブエン空軍基地と共用されています。

セブ島へは連絡橋でアクセス可能で、メトロ・セブの中心地であるセブ市へも容易に移動できます。

歴史

空軍基地から国際[[空港]]へ

1956年、アメリカ空軍は戦略爆撃機の緊急着陸用として、この地に滑走路を建設しました。当初はマクタン空軍基地として知られ、その後、ベトナム戦争時には米軍のC-130部隊の基地となりました。

1960年代半ば、旧ラホグ空港（現セブITパーク）が拡張の限界を迎えたため、代替となる空港が計画されました。そこで、マクタン基地の利用が提案され、現在のマクタン・セブ国際[[空港]]が開港しました。

ターミナル拡張

2008年、マクタン・セブ国際[[空港]]当局（MCIAA）は、旅客数増加に対応するため、ターミナル拡張計画を発表。第2旅客ターミナルの設置を含む大規模な投資が行われました。

2010年には、新総支配人にナイジェル・ポール・ヴィラレテ氏が就任し、ターミナル拡張と管理棟の完成が優先されました。2014年には、空港運営・維持管理がGMRメガワイド・セブ航空会社（GMCAC）に委託されました。

災害対応と特別輸送

2013年11月、巨大台風ハイエン（ヨランダ）がフィリピンを襲い、マクタン・セブ国際[[空港]]は、被災した東ビサヤ地方への救援活動の拠点となりました。

また同年には、世界最大級の航空機An-225ムリーヤが、発電所用の変圧器輸送のため、当空港に着陸しました。これは、他の空港が着陸を拒否したため、マクタン・セブ国際[[空港]]が選ばれたという経緯があります。

新ターミナル建設と運営委託

2014年、空港の運営・維持管理はGMRメガワイド・セブ航空会社（GMCAC）に落札され、第1ターミナルの改修と拡張が開始されました。2018年には、第2ターミナルが完成し、国際線専用となりました。新ターミナルは、波をイメージした木造のアーチが特徴的で、世界的な建築賞も受賞しています。

2017年には、2本目の滑走路建設も承認されました。

ターミナル

第1ターミナル（国内線）

1990年に建設されたターミナルで、現在は国内線専用です。かつては国際線も取り扱っており、年間約450万人の利用がありました。ゲート数は6つです。

第2ターミナル（国際線）

2018年に開港した国際線専用ターミナルです。年間1,250万人の旅客に対応可能です。波をイメージした特徴的なデザインで、世界建築フェスティバルで賞を受賞しました。ゲート数は5つで、将来的に7つまで増やす予定です。

就航航空会社と就航都市

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの定期便が運休、減便、経路変更となっています。

市内へのアクセス

タクシー

到着階にタクシー乗り場があり、白い車体のタクシー、黒い車体のプレミアムタクシー、黄色のエアポートタクシーが利用できます。

バス

MyBus Route#3がSMシティ・セブ方面へ運行しており、25ペソで利用できます。30～60分間隔で運行しています。

注意点

ジープニーやトライシクルの乗り入れは認められていないため、空港へ向かう際は注意が必要です。

セブ市内への移動

マクタン島とセブ島は3本の橋で結ばれており、タクシーで直接セブ市に移動できます。

マクタン・セブ国際空港