マット・マグロイン

マット・マグロイン（Matt McGloin、1989年12月2日 - ）は、ペンシルベニア州スクラントン出身の元アメリカンフットボール選手です。ポジションはクォーターバック（QB）を務めていました。

プロ入り前

マグロインはペンシルベニア州立大学でプレーし、4年次にはパス3,266ヤード、24TDを記録しました。しかし、NFLドラフトコンバインには招待されず、2013年のNFLドラフトでも指名を受けることはありませんでした。

オークランド・レイダース

2013年、マグロインはドラフト外でオークランド・レイダースに入団しました。プレシーズンゲーム第1週のダラス・カウボーイズ戦では、ブライス・バトラーに30ヤードのTDパスを成功させました。最終ロースターカットにも残り、シーズンを迎えます。

2013年10月7日、マット・フリンがレイダースから解雇されたことに伴い、マグロインは第2QBに昇格しました。そして、第11週のヒューストン・テキサンズ戦で、テレル・プライアーに代わって先発出場を果たしました。この試合でマグロインはパス18回197ヤード、3TDパス、インターセプト0という素晴らしい成績を残し、チームを勝利に導きました。この活躍により、彼はこの週の最優秀新人に選ばれ、チームのロードでの連敗を8で止めることにも貢献しました。続く第12週のダラス・カウボーイズ戦でも先発を務め、21-28と7点差の状況で、アンドレ・ホームズへの35ヤードのパスなどで敵陣20ヤードまでボールを進めましたが、ジャコビー・フォードへのパスがブランドン・カーにインターセプトされ、24-31で敗れました。

2014年シーズンは、新人デレック・カー、マット・ショーブに次ぐ第3QBとして開幕を迎えました。

2015年、プレシーズンではミネソタ・バイキングスで36試合に先発出場したクリスチャン・ポンダーと控えQBの座を争い、最終的にロースターに残りました。2016年には、第17週のデンバー・ブロンコス戦で3年ぶりに先発出場するも、チームは7-24で敗れました。

レイダース退団後

2017年シーズンの開幕前にフィラデルフィア・イーグルスと契約しましたが、開幕前にリリースされました。その後、11月3日にヒューストン・テキサンズと契約するも、わずか4日後の7日にはジョシュ・ジョンソンと入れ替わりでリリースされました。2018年にはカンザスシティ・チーフスと契約しましたが、9月にリリースされています。

2020年、新興リーグのXFLのドラフトで指名を受け、ニューヨーク・ガーディアンズに入団しましたが、リーグ戦は途中で打ち切られました。

マグロインは、決してエリートQBではありませんでしたが、与えられたチャンスを最大限に活かし、記憶に残る活躍を見せた選手でした。彼のハングリー精神と、どんな状況でも諦めない姿勢は、多くのファンに感動を与えました。

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
マット・マグロイン (@McGloinQB11) - X（旧Twitter）

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