マライア・メイ

マライア・メイ

マライア・メイ（Mariah May）は、1998年8月4日にイギリス・ロンドンで誕生した女子プロレスラーです。彼女は北ロンドンのイズリントンにある建築業を営む家族のもとに育ち、2歳上の兄の影響でプロレスに興味を持つようになりました。マライアは、プロレスラーになることを目指し、2018年にはリングアナウンサーとしてリングに立ちました。

キャリアの始まり

2019年2月2日、マライアはニーナ・サミュエルとの対戦を通じてプロレスラーとしてデビューを果たします。その後、彼女は短期間のデビューながら関心を集め、同年6月にはWWEのトライアウトも受けることに。以降、レボリューション・プロレスリングなど、さまざまな欧州のインディー団体で活動し、王座を獲得するなど、着実に実績を積み重ねていきました。

しかし、2020年には新型コロナウイルスの影響で長期間、マット界を離れることを余儀なくされます。この期間中、彼女は日本のプロレス団体への参戦を考えるようになり、2022年にはアメリカや欧州以外の団体に積極的に出場するようになりました。

スターダムでの活躍

2022年12月29日、スターダムの両国国技館大会にて、マライアは白川未奈の復帰戦に登場。ザイヤ・ブルックサイドと共に、新タッグ「Club Venus」を結成し、2023年1月から始まるTRIANGLE DERBY Ⅰにもエントリーしました。その後も、彼女はスターダム内での活動を続け、3月にはセクシー・ダイナマイト・プリンセスとしてリングに立ちます。

4月28日、彼女は自身のTwitterを通じてスターダムに所属することを正式に発表し、6月18日には、5★STAR GP 2023への出場権を獲得したことが報告されました。そして、6月25日には白川未奈とのタッグ「ROSE GOLD」として、ゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得。これは彼女にとってスターダム所属後初のタイトル獲得となりましたが、9月下旬には退団の噂が浮上します。

最終的に、9月30日には5★STAR GPの公式戦に出場。感情的な戦いを経て、羽南に敗れたものの、初めての長期リーグ戦を経験し3勝6敗の結果を残しました。彼女はその後、10月1日に帰国し、同月にはプロレスリング・イラストレーテッド誌の「PWI Women's 250」で95位にランクインしました。

AEWへの移籍

2023年11月8日、マライアはAEWと契約し、その際には「タイムレス」トニー・ストームのファンとして紹介されました。2024年1月3日にはAEWで初試合を行い、その後もストームの過去のコスチュームを模した衣装で登場します。4月にはスターダム時代の盟友である白川未奈がAEWに参戦、その結果、二人の関係が複雑化する場面もありました。

2023年7月10日、オーエン・ハート杯女子トーナメントで優勝し、AEW女子世界王座獲得を目指す中、8月25日にはロンドンのウェンブリー・スタジアムで、ストームの王座に挑むことが決定。試合では、突如ストームを攻撃し、流血の末に勝利を収め、AEW女子世界王座を手に入れました。

特技とタイトル

マライアは、高い技術を誇る選手であり、得意技にはツームストーン・パイルドライバーや、変形の雁之助クラッチなどがあります。また、「セクシー・ダイナマイト・プリンセス」という名前でも数々の魅力的な技を披露してきました。

タイトル歴:

• - スターダム: 第28代ゴッデス・オブ・スターダム王座（白川未奈とのタッグ）
• - AEW: 第13代AEW女子世界王座

2024年オーエン・ハート杯女子トーナメント優勝

マライア・メイはその成欲と実力をもって、今後もプロレス界を席巻することが期待されています。

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