マルティン・カンプマン

マルティン・カンプマンについて

マルティン・カンプマンは、1982年4月17日生まれのデンマーク出身の男子総合格闘家です。オーフスで生まれ育った彼は、エクストリーム・クートゥアに所属し、元CWFCミドル級王者として名を馳せています。彼は主にムエタイをバックボーンとし、デンマーク国内での格闘技の実績も豊富です。

来歴

カンプマンは学生時代にエンジニアリングの勉強をしていましたが、2003年2月にはデンマークでプロの総合格闘技選手としてのキャリアをスタートさせました。ヨーロッパを中心に試合を重ね、着実に実績を築いていきました。

UFCでの活躍

2006年8月17日、彼はUFCに初参戦し、UFC Fight Night 6でクラフトン・ワレスとの対戦に臨みました。この試合ではチョークスリーパーで一本勝ちを収め、UFCでのキャリアが始まります。さらに、同年11月11日のThe Ultimate Fighter 4 Finaleでは、ターレス・レイチを相手に判定勝ちを収め、順調なスタートを切ります。

その後間もなく、2007年3月にはUFC 68でドリュー・マクフェドリーズに対して肩固めを決め、一本勝ちを達成しました。この試合で彼は「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」を受賞し、注目を集めます。しかし、同年6月にはリッチ・フランクリンとの試合を膝のけがで欠場する事態に見舞われました。

2009年にはウェルター級に転向し、UFC 93でアレッシャンドリ・バロスをTKOで下し、来るべき試合に向けた準備を整えます。その後、UFC Fight Nightではカーロス・コンディットを相手に判定勝ちを収めましたが、同年9月にはマイク・スウィックに対してTKO負けを喫し、波のある成績が続くことになります。

2010年にはジェイコブ・ヴォルクマンに勝利した後、UFC 121でジェイク・シールズに敗れ、2011年にはディエゴ・サンチェスとの試合で判定負けを経験するなど、厳しい試合が続きました。しかし、2012年3月のUFC on FX 2ではチアゴ・アウベスを相手に勝利を収め、「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」を受賞しました。

同年6月のThe Ultimate Fighter 15 Finaleではジェイク・エレンバーガーに勝利し、途中の試合ではパンチを受けながらも勝ちを得るなど、彼の活躍は続きました。しかし、UFC 154でジョニー・ヘンドリックスとの対戦でKO負けを喫してしまいます。

2013年にはカーロス・コンディットと再戦し、再度TKO負けを経験。その後、2014年1月に疲労を理由に休養を発表し、その年の6月にはチーム・アルファメールの打撃コーチに就任しました。

最終的に、2016年1月に引退を表明し、彼のプロとしてのキャリアを締めくくりました。

戦績と獲得タイトル

カンプマンの戦績は、プロ総合格闘技において数々の勝利を重ね、彼が栄光の道を歩んだことを物語っています。彼は2005年に第2代CWFCミドル級王座を獲得し、さらには「UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト」を2回、 「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」を1回、 「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」を2回受賞しています。

彼の競技人生は、試合を重ねるごとに繊細さと力強さを兼ね備えた戦士としての成長を示しており、その戦歴は今後も多くのファンに語り継がれることでしょう。

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