マーティ・ジャネッティ

マーティ・ジャネッティ

マーティ・ジャネッティ（Marty Jannetty、1960年2月3日生まれ）は、アメリカのプロレスラーであり、ジョージア州コロンバス出身です。彼は特に、ショーン・マイケルズと組んで活動したタッグチーム、ザ・ロッカーズ（The Rockers）でのパフォーマンスによって広く知られています。ジャネッティは1980年代から90年代にかけて、数多くの団体で活躍し、その名をプロレス界に刻みました。

来歴

デビューからNWA, AWA

ジャネッティは1983年にプロレスデビューを果たします。彼は全日本プロレスの外国人レスラー、ジェリー・オーツのトレーニングを受け、当初「マーティ・オーツ」と名乗っていましたが、すぐに名前を「マーティ・ジャネッティ」に変更。カンザスシティのNWAセントラル・ステーツ地区では、トミー・ロジャースと共にタッグチーム「アップタウン・ボーイズ」を結成し、若手ベビーフェイスとして注目を集めます。

シングルでの初タイトル獲得は1984年10月のNWAセントラル・ステーツTV王座で、以降も多くのタイトルを追い求めました。1985年にはショーン・マイケルズとのコンビを形成しますが、当初のタッグ結成は短期間で終わりました。ジャネッティは全日本プロレスに初来日し、様々なレスラーと対戦。帰国後にはNWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座を獲得しました。

その後、AWAに移籍し、マイケルズと再びタッグを組んで活動。彼らは「ミッドナイト・ロッカーズ」というチーム名でファンに強烈な印象を残しました。AWAでは数々の名チームと抗争し、1987年にはAWA世界タッグ王座を獲得。ジャネッティのキャリアは順調に進んでいるように思えました。

WWF時代

1987年、ジャネッティとマイケルズはWWFと契約を結び、「ザ・ロッカーズ」として活動を開始しました。アイドル系タッグチームとして人気を博し、瞬く間に支持を集めました。しかし、1991年にサバイバー・シリーズでの磨耗が原因でコンビは解散。マイケルズの反逆的な行動によりジャネッティは一時WWFを離れることになります。

その後の復帰以降、ジャネッティは再びマイケルズと対立し、対戦が繰り広げられました。1993年のロイヤルランブルでは、インターコンチネンタル王座に挑戦し、激しい戦いを繰り広げます。この時期にジャネッティは約7ヶ月間インターコンチネンタル王を保持し、名実ともに存在感を示しました。

復帰と近年

プロレス界を離れた後、1998年にWCWと契約し、様々な対戦を行いましたが、その後は型にはまったポジションでの活動が続きました。2003年からはインディー団体で活動を再開し、2004年にはロックンロール・エクスプレスとの対戦を実現。2005年にはWWEに復帰し、マイケルズとの短期間の再結成が話題を呼びました。しかし、その後の不祥事などが重なり、契約は早々に解除されました。

ジャネッティはその後もインディー団体やWWEでのゲスト出演を続け、2011年にはチカラに出場するなど、プロレス界での活動を広げています。

得意技

マーティ・ジャネッティは独自のレスリングスタイルを持っており、特に以下の技が得意です：

• - ロッカー・ドロッパー
• - 雪崩式パワーボム
• - スーパーキック
• - ミサイル・ドロップキック
• - フライング・クロス・ボディ
• - ダイビング・フィスト・ドロップ

獲得タイトル

ジャネッティが獲得した主なタイトルには次のものがあります：

• - NWAセントラル・ステーツTV王座：2回
• - AWA世界タッグ王座：3回
• - WWFインターコンチネンタル王座：1回

など、数多くのタイトルが彼のキャリアを彩っています。彼の影響は多くのレスラーに引き継がれており、今後のプロレス界にも期待が寄せられています。

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