ミゲル・ゴンザレス (1984年生の投手)

ミゲル・アンヘル・ゴンサレス（Miguel Ángel González）

ミゲル・アンヘル・ゴンサレスは、1984年5月27日生まれ、メキシコ合衆国ハリスコ州グアダラハラ出身のプロ[[野球選手]]（投手）です。右投右打で、愛称は「エル・ハリスシエンセ（El Jalisciense）」です。現在はフリーエージェントとなっています。

プロ入りとマイナー時代

2004年にアナハイム・エンゼルスに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2008年にはルール・ファイブ・ドラフトでボストン・レッドソックスへ移籍しましたが、度重なる怪我（2008年は膝の手術、2009年はトミー・ジョン手術）により、2年間はリハビリに費やしました。

オリオールズ時代

2012年3月にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を締結し、同年5月29日にトロント・ブルージェイズ戦で念願のメジャーデビューを果たしました。7月6日のエンゼルス戦では初先発で初勝利を挙げ、後半戦は先発ローテーションに定着し、9勝を記録しました。この活躍により、オリオールズの15年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献しました。

2013年には、5月に指のまめによる故障で故障者リスト入りしたものの、それ以外の期間は先発ローテーションを守り、安定した投球を披露しました。特に前半戦では16試合中12試合でクオリティスタート（QS）を達成し、自身初の規定投球回に到達し、二桁勝利（11勝）を記録しました。2014年は、ウバルド・ヒメネスの加入により一時マイナー降格を経験しましたが、前年よりも防御率を改善させ、2年連続で二桁勝利を達成しました。特に捕手ケイレブ・ジョゼフとの相性が良く、バッテリーを組んだ15試合では防御率2.74という好成績を残しました。

2015年は26試合全てに先発登板しましたが、投球回数は減少、防御率は4.91と悪化し、9勝12敗と負け越しました。これはメジャーデビュー以降でワーストのシーズンとなりました。2016年1月17日にオリオールズと1年契約を結びましたが、3月31日に自由契約となりました。

ホワイトソックス時代

2016年4月3日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、4月25日にはメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしました。ホワイトソックスでは先発ローテーションの一角として24試合に登板しましたが、5勝8敗と2年連続で負け越しました。一方で、被本塁打数を大幅に減らすことに成功しました。

2017年2月8日には、第4回ワールド・ベースボール・クラシックのメキシコ代表に選出され、国際舞台でも活躍しました。

レンジャーズ時代

2017年8月31日にティクアン・フォーブスとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍しました。この年は2球団で計27試合に先発しましたが、8勝13敗、防御率4.62と再び成績を落としました。オフにはFAとなりました。

ホワイトソックス復帰

2018年1月11日にホワイトソックスと1年475万ドルで契約を結びました。しかし、シーズンでは4月に3試合先発し、いずれも4失点以上を喫して敗戦投手となり、防御率12.41と不振に終わりました。その後、右肩を痛めて故障者リスト入りし、7月には回旋筋腱板の手術を受けました。オフに再びFAとなりました。

投球スタイル

オーバースローから、最速94.9mph（約153km/h）、平均91mph（約146km/h）の2種類の速球（フォーシーム、ツーシーム）を軸に、平均85mph（約137km/h）のスライダー、平均84mph（約135km/h）のスプリッター、平均77mph（約124km/h）のカーブを投げます。左右打者への対応力も高く、メジャー通算の対右打者被OPSは.724、対左打者被OPSは.736です。

詳細情報

年度別投手成績: 2019年シーズン終了時
背番号:
50 (2012年 - 2015年)
58 (2016年 - 2017年8月30日、2018年)
36 (2017年9月6日 - 同年終了)
代表歴:
2017 [[ワールド・ベースボール・クラシック]] メキシコ代表

脚注

メジャーリーグベースボールの選手一覧 G
メキシコ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB, ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube, Baseball-Reference (Register)
* Miguel González stats MiLB.com

もう一度検索