ミラクル 20th Anniversary: RCサクセションのライブ映像
『ミラクル 20th Anniversary』は、
1990年に発表された
RCサクセションのライブ・
ビデオであり、2002年にはDVDとしてもリリースされました。この作品は、
RCサクセションにとってデビュー20周年を祝う特別なコンサートの映像を収めています。
コンサートの背景と内容
1990年9月の1日、2日、8日、9日には、東京・日比谷野外大音楽堂で「4 SUMMER NITES」と題したコンサートが行われました。このライブは、
RCサクセションの歴史を振り返る絶好の機会であり、初期の楽曲から、発売を控えた最新アルバム「
Baby a Go Go」のトラックまで、バラエティに富んだ楽曲が披露されました。
しかし、同年にはメンバーの脱退という変化もあり、新たにVOW WOWの厚見玲衣がキーボード、春日博文がドラムをサポートして加わりました。長年のメンバーである
梅津和時らが不在となり、
片山広明がアンコールにゲスト出演する形となりました。コンサート後には、
RCサクセションは全国7本のツアー「WINTER NIGHTS TOUR 1990」を行いますが、これが活動停止への道筋になることは、その後の音楽シーンに大きな影響を与えました。
映像の特徴
この
ビデオには、1973年に放映されたTVK「
ヤング・インパルス」や1980年代初頭の「ファイティング80's」といった、歴史的な映像も収められています。これにより、
RCサクセションの音楽のルーツや進化を視覚的に楽しむことができます。また、同日公演で演奏された「ドカドカうるさいR&Rバンド」は、プロモーション用として独立して流通したため、この
ビデオに収められたその瞬間を完全に体験することはできませんが、テレビでの映像は視聴することができました。
収録曲一覧
このライブ・
ビデオに収録されている楽曲は、以下の通りです:
このように、本作は
RCサクセションの音楽の深さや多様性を堪能できる貴重な記録であり、ファンにとっては特別な価値を持つ作品となっています。