ユーコ・スミダ・ジャクソン

ユーコ・スミダ・ジャクソン：世界を舞台に活躍するダンサー

ユーコ・スミダ・ジャクソン（1966年8月5日生まれ）は、熊本県出身のダンサー、ダンス指導者であり、革新的なトレーニング法「アウェークニング」の考案者として知られています。

生い立ちと渡米

熊本市で育ったユーコは、幼少期に宝塚歌劇団の舞台に感銘を受け、バレエを始めました。高校時代には、ファッションデザイナー山本寛斎のショーのオーディションに合格し、上京。東京とニューヨークでダンスの腕を磨き、24歳でロサンゼルスへ移住しました。

マイケル・ジャクソンとの出会い

1992年、ユーコはマイケル・ジャクソンのDangerous World Tourのオーディションに挑戦し、難関を突破。バックダンサーとして世界中を巡るという貴重な経験を得ました。マイケルの他に、ベイビーフェイスのワールドツアーにも女性として初めて参加するなど、その才能は高く評価されました。また、マイケル・ジャクソンの「BLACK OR WHITE」のPVや、ポーラ・アブドゥル、プリンスなどのPV、アメリカのテレビ番組にも出演。モデルとしてもパリ・コレクションに出演経験を持ち、ダンスカンパニーEVIDENCEに所属しながら、NY大学で講師も務めました。さらに、イタリア、アメリカ、日本でTVショーやCMにも出演するなど、多岐にわたる活躍を見せました。

私生活と「アウェークニング」

2000年に亡くなった元映画プロデューサーで、MOTOWN RECORDSのCEOであったジョージ・ジャクソンの妻であり、一児の母でもあります。

ユーコは、ダンス、ヨガ、格闘技の要素を融合させた独自のトレーニング法「アウェークニング」を考案し、そのメソッドを学べるスタジオAwakeningSpaceを主宰しています。また、劇団四季でもアウェークニングの指導を行っています。さらに、スポーツカジュアルウェアブランド、Yuko Sumida Jacksonのデザイナーとしても活動しています。

振付の才能

ユーコは、ダンサーとしての活動だけでなく、振付師としても才能を発揮しています。久保田利伸、ナラダ・マイケル・ウォルデン、今井翼、おはガール、黒沢薫（ゴスペラーズ）などのアーティストの振付を手がけました。また、マイケル・ジャクソンのimprovisation（即興）にも参加しています。CMの振付も多数手がけており、ほっかほっか亭、キャセイ航空、IBM、グンゼ、panasonic、PARCO、POLA ERGERE、CHRYSLER、REVLON、LA TIMESなどのCMを担当しました。

メディア出演

ユーコは、数多くのテレビ番組にも出演しています。毎日放送「知っとこ!」、TBSテレビ「オレたち!クイズMAN」、日本テレビ「スッキリ!!」「ナイナイサイズ!」、J-WAVE「東京コンシェルジュ」、文化放送「センパツ!」、テレビ東京「ソロモン流」、TBSテレビ「ウンナンのラフな感じで。」、日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」、テレビ東京「おはスタ」、TBSテレビ「女子アナの罰」などに出演しました。

著作

ユーコは、自身の経験や知識を活かして、数多くの著作も発表しています。

ユーコ・スミダ・ジャクソン アウェークニング エクササイズ DVD（2006年）
ヨガを超えた『アウェークニング』なら憧れボディが手に入る! : 1日5分・自宅で楽しくダイエット（リットーミュージック、2008年）
アウェークニング : 体のコアを覚醒させて脂肪を燃やせ!（角川SSコミュニケーションズ、2008年）
ヨガを超えた「アウェークニング」なら無敵のボディが手に入る! : 羨望ボディを、ダンスでゲット!（リットーミュージック、2009年）
JACKSON : マイケル・ジャクソンと踊った唯一の日本人ダンサーの物語（PHP研究所、2011年）
Sカーブ・ダイエット : かんたんストレッチでメリハリ美痩身を目指す!（リットーミュージック、2012年）

ユーコ・スミダ・ジャクソンは、ダンサー、振付師、指導者、著作家として、多岐にわたる分野で活躍し、多くの人々に影響を与え続けています。

もう一度検索