ユーロニュース

ユーロニュース (euronews)

ユーロニュースは、ヨーロッパの主要放送局が連携して運営するニュース専門放送局です。現在、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ポーランド語、ハンガリー語、アルバニア語、ロシア語、ウクライナ語、トルコ語、アラビア語、ペルシア語、ギリシャ語の15の言語で放送されており、世界160カ国、4億2400万世帯をカバーする国際的なニュースネットワークです。2022年6月にはギヨーム・デュボワがCEOに就任しました。

概要

ユーロニュースは、湾岸戦争におけるCNNの台頭を受け、ヨーロッパの視点からニュースを伝えるチャンネルの必要性が高まったことを背景に、欧州放送連合（EBU）が中心となって設立されました。1993年1月1日にフランスのリヨンで放送を開始し、当初は以下の放送局が出資しました。

キプロス CyBC
ギリシャ ERT
フランス フランス・テレビジョン
イタリア RAI
ベルギー RTBF
ポルトガル RTP
エジプト ERTU
スペイン RTVE
モナコ TMC
フィンランド YLE

現在では、RTVEとTMCを除く上記の放送局に加え、以下の放送局も出資しています。また、欧州連合（EU）も資金援助を行っています。

チェコ ČT
マルタ PBS
スロベニア RTVSLO
ロシア RTR
ウクライナ NTU
スイス SRG-SSR
ルーマニア TVR
スウェーデン TV4
アイルランド RTÉ
トルコ TRT
モロッコ SNRT
チュニジア ERTT
アルジェリア ENTV

2016年4月には、姉妹チャンネルであるアフリカニュースが開局しました。アフリカニュースの本部はコンゴ共和国のポワントノワールに置かれています。

2017年6月には、アメリカのNBCニュースとの提携を開始しました。この提携により、NBCニュースがユーロニュースに出資し、両社は互いのニュースソースを利用できるようになりました。

番組

ユーロニュースのニュース番組は、毎正時に放送され、ニュースリーダーの顔出しはなく、ナレーションのみで淡々とニュースを伝えていくスタイルが特徴です。

主要な番組の一つである「no comment」は、ニュース映像素材に一切の編集を施さず、局ロゴやニュースティッカー、最小限の状況説明のためのテロップのみを表示して放送されます。これにより、視聴者はニュースの現場をそのまま体験することができます。

また、他のニュース専門放送局と同様に、事件、政治、経済に関するニュースのほか、スポーツ、文化、自然科学など、幅広い分野のニュースや情報番組、ドキュメンタリーを放送しています。

日本での放送

2015年11月には、ユーロニュースのCEOであるミカエル・ペーターズが来日し、ひかりTVを運営するNTTぷららの社長である板東浩二と共に、同年12月1日からひかりTVでユーロニュースの放送を開始することを発表しました。ひかりTVでは、英語とフランス語によるHD放送のほか、VOD（ビデオ・オン・デマンド）サービスも提供されていました。ひかりTVでのチャンネル番号は183でした。

NTTぷららは、2022年3月31日をもってひかりTVにおけるユーロニュースの放送を終了しました。しかし、2022年9月からは、楽天グループが運営する動画配信サービス「Rチャンネル」でユーロニュースの配信が開始されています。

視聴可能プラン(Rチャンネル)

お値うちプラン
テレビおすすめプラン
ビデオざんまいプラン
基本放送プラン

関連項目

アフリカニュース
国際放送

外部リンク

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* ひかりTV｜euronews紹介ページ(現在はリンク切れ)

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