ラウラ・シグムント

ラウラ・シグムント（Laura Siegemund, 1988年3月4日 - ）は、ドイツ・フィルダーシュタット出身の女子プロテニス選手です。

2016年の全米オープン混合ダブルスでは、マテ・パビッチ（クロアチア）とペアを組み、見事優勝を果たしました。WTAツアーでは、これまでにシングルスで2勝、ダブルスで5勝を挙げています。身長は168cm、体重は62kg。右利きで、バックハンド・ストロークは両手打ちというプレースタイルです。WTAランキングの最高位は、シングルスで27位、ダブルスで40位を記録しています。

来歴

シグムントは3歳でテニスを始め、2006年にプロへ転向しました。4大大会には、2009年の全米オープンで初めて予選に挑戦しましたが、なかなか突破することができませんでした。本戦初出場は、それから6年後の2015年ウィンブルドン選手権でした。2015年は、ダブルスで3勝を挙げるなど、ダブルスでの活躍が目立ちました。

2016年全豪オープンでは、3回戦まで進出しました。同年4月のポルシェ・テニス・グランプリでは、予選から勝ち上がり、シモナ・ハレプ、ロベルタ・ビンチ、アグニエシュカ・ラドワンスカといったトップ10選手を3人も破り、シングルスツアーで初の決勝進出を果たしました。決勝では、アンゲリク・ケルバーに4–6, 0–6で敗れました。しかし、7月のスウェーデン・オープンでは、2度目の決勝に進出し、カテリナ・シニアコバを7–5, 6–1で破り、シングルスツアー初優勝を飾りました。2016年8月には、リオ五輪に初めて出場。ベスト8に進出しましたが、準々決勝で金メダルを獲得したモニカ・プイグに1-6, 1-6で敗れました。

2016年全米オープンでは、マテ・パビッチと組んだ混合ダブルスで決勝に進出。決勝では、ココ・バンダウェイ&ラジーブ・ラム組を6–4, 6–4で破り、優勝を果たしました。

2017年には、4月のポルシェ・テニス・グランプリの決勝でクリスティナ・ムラデノビッチを6–1, 2–6, 7–6(5)で破り、ツアー2勝目を挙げました。しかし、5月のニュルンベルク・カップ2回戦のバルボラ・クレイチコバとの試合中に右膝を痛め途中棄権。10ヶ月の長期離脱を余儀なくされてしまいました。

怪我からの復帰後、シグムントは再びツアーで活躍を見せています。持ち前の粘り強いプレーと、ダブルスで培った戦術眼を武器に、更なる飛躍を目指しています。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 3回 (2勝1敗)
ダブルス: 8回 (5勝3敗)

4大大会シングルス成績

(略語の説明は省略)

外部リンク

ラウラ・シグムント - WTAツアーのプロフィール （英語）
ラウラ・シグムント - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）
ラウラ・シグムント - 国際テニス連盟
ラウラ・シグムント (@laurasiegemund) - X（旧Twitter）

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