ラシャン・ゲイリー

ラシャン・ゲイリー：グリーンベイ・パッカーズの躍進を支えるディフェンシブエンド

ラシャン・アブドゥル・ゲイリー（Rashan Abdul Gary）は、1997年12月3日、アメリカ合衆国ニュージャージー州プレインフィールドで生まれました。現在はNFLのグリーンベイ・パッカーズに所属し、ディフェンシブエンドとして活躍しています。

大学時代：ミシガン大学での輝かしいキャリア

ゲイリーはミシガン大学に進学し、アメリカンフットボール選手としての才能を開花させました。

2016年（1年生）: 23タックル、1サックを記録し、将来を期待される存在となります。
2017年（2年生）: フロリダ大学戦で初の先発出場を果たし、58タックル、5.5サックと大幅に成績を向上させました。オールビッグ10ファーストチームにも選出され、その実力を証明しました。
2018年（3年生）: 肩の怪我に苦しみ出場機会が限られましたが、38タックル、3.5サックを記録し、2年連続でオールビッグ10ファーストチームに選ばれました。ピーチボウルには出場せず、2019年のNFLドラフトにアーリーエントリーすることを決断しました。

NFLでの活躍：グリーンベイ・パッカーズへ

2019年のNFLドラフトで、ゲイリーは全体12位という高い評価でグリーンベイ・パッカーズから指名を受けました。ドラフト指名の翌日には、右肩関節唇の断裂が判明しましたが、4年総額1,588万ドルのルーキー契約を結びました。

2019年: 第3週のデンバー・ブロンコス戦で、ジョー・フラッコからキャリア初のサックを記録。第15週のシカゴ・ベアーズ戦でもミッチェル・トゥルビスキーからサックを記録しました。
2020年: 第2週のデトロイト・ライオンズ戦でマシュー・スタッフォードから1.5サックを記録し、チームの勝利に貢献。シーズン全体では5サックを記録し、プレーオフのディビジョナル・ラウンド、ロサンゼルス・ラムズ戦ではジャレッド・ゴフから1.5サックを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。
2021年: 自己最高となる9.5サックを記録。プレーオフのディビジョナル・ラウンド、サンフランシスコ・49ers戦ではジミー・ガロポロから2サックを記録しましたが、チームは惜しくも敗れました。
2022年: シーズン開幕前に、パッカーズから5年目の契約オプションを行使されました。しかし、第9週のライオンズ戦で右膝の前十字靭帯を断裂し、残りの試合を欠場しました。
2023年: 怪我から復帰。第3週のニューオーリンズ・セインツ戦では、出場機会が限られる中で3サックを記録し、チームの逆転勝利に貢献しました。
* 2024年: 全試合に先発出場を果たし、自身初となるプロボウルに選出されるという大きな成果を上げました。

今後の展望

怪我を乗り越え、プロボウルにも選出されたラシャン・ゲイリー。グリーンベイ・パッカーズのディフェンスを牽引する存在として、今後の活躍がますます期待されます。彼の強靭なフィジカルと高い運動能力は、チームの勝利に不可欠であり、今後のNFLでのさらなる飛躍が楽しみです。

（2024年度シーズン終了時点の情報に基づいています。）

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