ランディ・フォイ

ランディ・フォイ（Randy Foye, 1983年9月24日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク出身の元プロバスケットボール選手です。NBAのロサンゼルス・クリッパーズなどで活躍しました。身長193cm、体重98kgで、ポジションはポイントガードとシューティングガードを兼任していました。

生い立ちと大学時代

フォイは幼い頃に両親を亡くし、祖母に育てられました。イーストサイド高校を卒業後、ビラノバ大学に4年間在籍し、主力選手として活躍しました。1年生から平均二桁得点を記録し、4年生時には平均20.5得点まで伸ばしました。アラン・レイやカイル・ラウリーらと共にプレイし、チームを2度スウィート・シックスティーンに導きました。

NBAでのキャリア

大学卒業後、2006年のNBAドラフトでボストン・セルティックスから全体7位で指名を受けましたが、直後にミネソタ・ティンバーウルブズへ放出されました。1年目の2006-07シーズンは、主にマイク・ジェームズの控えとしてベンチから出場し、全試合に出場しました。2007-08シーズンは故障の影響で39試合の出場にとどまりましたが、翌2008-09シーズンには、出場した70試合中61試合に先発出場し、平均16.3得点を記録しました。

2009年6月23日、オレクシー・ペチェロフ、ダリュス・ソンガイラ、ドラフト1巡目指名権とのトレードで、マイク・ミラーと共にワシントン・ウィザーズへ移籍しました。その後、2010年7月8日にロサンゼルス・クリッパーズへ移籍、2012年7月25日にユタ・ジャズとの契約に合意しました。さらに、2013年7月10日には3チームが絡むトレードでデンバー・ナゲッツへ移籍、2015年12月23日のフェニックス・サンズ戦でシーズンハイとなる31得点を記録し、チームを勝利に導きました。

2016年2月18日には、D・J・オーガスティン、スティーブ・ノヴァック、2つのドラフト2巡目指名権、金銭とのトレードで、オクラホマシティ・サンダーへ移籍しました。同年7月14日にはブルックリン・ネッツとの契約に合意しましたが、右ハムストリングの怪我によりシーズン最初の6試合を欠場しました。12月26日のシャーロット・ホーネッツ戦では、決勝ブザービーターとなる3ポイントシュートを含む3得点、1リバウンド、2アシストを記録し、チームを120-118での辛勝に導きました。

代表としての活躍

2005年、フォイはユニバーシアード代表に選出され、クレイグ・スミスらと共に参加し、平均12.6得点を挙げ、金メダルを獲得しました。

特記事項

フォイは7歳の時に、内臓が左右逆である全臓器反転症であることが判明しました。また、胸には母親の顔の入れ墨を彫っています。

ランディ・フォイは、様々な困難を乗り越え、NBA選手として成功を収めた人物です。彼の粘り強さと才能は、多くの人々に感動を与えました。

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