リコシェ (プロレスラー)

リコシェ (Ricochet)

リコシェは、1988年10月11日生まれのアメリカのプロレスラーで、本名はトレバー・ディーン・マン（Trevor Dean Mann）です。彼はケンタッキー州パデューカ出身で、現在はAEW（All Elite Wrestling）に所属しています。リコシェはその優れた身体能力と多彩な技術で知られ、世界中のリングで輝かしいキャリアを築いてきました。

来歴

インディー団体時代

リコシェは2003年にプロレスラーデビューを果たし、2010年にはDRAGON GATE USAに参戦します。そこでCIMAからスカウトを受け、日本での活動を開始しました。特にPACとの抗争によって注目を集め、オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座を手に入れます。2011年11月、PACからオープン・ザ・ブレイブゲート王座を獲得し、その後も防衛を重ねますが、2012年5月にはドラゴン・キッドに敗れ、その王座を失います。

2013年には新日本プロレスのBEST OF THE SUPER Jr.に出場し、2014年にはオープン・ザ・ドリームゲート王座を外国人として初めて獲得します。この時期、リコシェは様々な団体で多くのタイトルを獲得し、特に新日本プロレスでは飯伏幸太との対戦も話題になりました。その後、ルチャ・アンダーグラウンドと契約し、プリンス・ピューマというマスクマンとしても活動しました。

WWE時代

2018年、リコシェはWWEと契約し、NXT北米王座を懸けた試合でNXTデビューを果たします。彼の高飛びの技術を駆使し、特に630°スプラッシュで注目を集めました。2019年にはWWE US王座を獲得し、同年にはサモア・ジョーを相手にチャンピオンとしての地位を確立しました。

得意技

リコシェは多彩な技を持ち、そのスタイルは観客を魅了します。特に630°スプラッシュやリコイル、ベナドリラーなどは彼のフィニッシャーとして有名です。リコイルは相手に向かって走り込み、ジャンプして顔面にフェイス・バスターを決める技です。ベナドリラーではファイヤーマンズキャリーから相手を前方に落とし、続けてハイキックを叩き込みます。彼の技の数々は観る者を驚かせ、彼のリング上での存在感を強調しています。

タイトル歴

リコシェはWWE、DRAGON GATE、NXTなど数多くの団体でタイトルを獲得しています。具体的には、WWE IC王座を1度、US王座を1度、スピード王座を1度獲得。また、DRAGON GATEでもオープン・ザ・ドリームゲート王座やオープン・ザ・ブレイブゲート王座を手にしています。加えて、PWG世界王座やアイアンマンヘビーメタル級王座なども保持しており、その実力は多方面にわたります。

まとめ

リコシェはその卓越した身体能力と多彩な技術により、プロレス界で輝かしいキャリアを築いてきました。彼の試合は常にエンターテインメント性が高く、観客を惹きつける魅力に満ちています。これからの活躍にも期待が寄せられています。

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