リンゴとクローバー

アルバム『リンゴとクローバー』の概要

『リンゴとクローバー』は、2002年9月26日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた花花のメジャー4枚目となるオリジナルアルバムです。これはグループにとって通算5枚目の作品でもあります。前作『spice』のリリースから約1年ぶりの新作であり、待望のアルバムとして多くのファンに期待されました。

収録曲とその特徴

アルバムには、全11曲が収録されています。すべての曲が独自の世界観を持ち、それぞれ異なる感情を表現しています。

1. ベクトル (3:19)
作詞・作曲はこじまいづみが手掛け、編曲はパパダイスケが担当しています。

2. 電話で話そう (3:48)
同じくこじまいづみが制作したこの曲も、心に残るメロディが印象的です。

3. こころのこり (5:20)
おのまきこが作詞・作曲を行い、切ないバラードに仕上げています。

4. ポロポロ (3:13)
こちらはメジャー7thシングルのカップリング曲で、同様におのまきこが手掛けています。

5. 夜香梅 (4:22)
この曲もこじまいづみによって作詞・作曲され、後に3rdベストアルバム『2×20』にも収録されている人気曲です。

6. POLAROID (2:59)
短い中にも、彼女たちの独特な視点が詰まった楽曲です。

7. 蜩 (3:44)
さまざまな感情が織り交ぜられ、聴く人を引き込む曲になっています。

8. 宝物 (3:31)
物語性が強く、聴く者の心を掴む装置のような一曲です。

9. おうちへ帰ろう〜Take Me Home Country Roads (3:38)
ジョン・デンバーの名曲「故郷へかえりたい」のカバーであり、リアレンジが施されています。こじまいづみとビル・ダノフが作曲を担当しました。

10. 風鈴 (2:36)
おのまきこの手によるこの曲は、初夏の風を感じさせるような爽やかさがあります。

11. 涙のチカラ (3:57)
メジャー6thシングルで、心に響く歌詞とメロディが特徴的です。

12. LONELY GIRL (3:31)
アンドリュー・ゴールドの楽曲を日本語訳したもので、花花ならではのアプローチがされています。

参加ミュージシャン

このアルバムには、花花の二人の他にも多くのサポートミュージシャンが参加しています。
主に編曲を手掛けたのはパパダイスケで、アコースティックギターやドブロギター、タンバリンなどで彩りを加えています。さらに、EBBYがギター、岩永巌がベース、宮田繁男がドラム、後藤勇一郎ストリングスが弦楽器として参加しています。特に大矢貞男によるフィドルは、楽曲に深みを与える要素となっています。

タイアップ

『リンゴとクローバー』の収録曲は様々なメディアで起用されています。特に「ポロポロ」は、東宝配給のアニメ映画『爆転シュート ベイブレード THE MOVIE 激闘!!タカオVS大地』のエンディングテーマとして使用されました。また、「LONELY GIRL」はNHKの『みんなのうた』としても放送され、広く親しまれています。さらに、NHKのスポーツニュース番組のエンディングテーマにも選ばれ、多くの人々に届けられました。

まとめ

『リンゴとクローバー』は、花花の魅力が詰まった作品であり、聴く人の心をつかむ深い歌詞と美しいメロディが特徴です。このアルバムは、彼女たちの音楽的成長の集大成ともいえる一枚です。

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