ルイー・ダンピアー

ルイー・ダンピアー

ルイー・ダンピアー（Louie Dampier）は、1944年11月20日にアメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリスで生まれた元バスケットボール選手です。彼は主にABA（アメリカン・バスケットボール・アソシエーション）での活躍が知られていますが、その後NBA（ナショナル・バスケットボール・アソシエーション）でもプレーしました。

ハイスクール時代

ダンピアーはサウスポート・ハイスクールでバスケットボールを始め、インディアナ州とケンタッキー州の優秀選手が集まるオールスターゲームにも名を連ねました。この時期の彼のプレースタイルは、すでに後に見られる才能の片鱗を見せていました。

ケンタッキー大学

その後、ダンピアーはケンタッキー大学に進学しました。ここでは名将アドルフ・ラップの指導の下、トミー・ロンやパット・ライリーなどと切磋琢磨しながらNCAAディビジョンⅠでプレーしました。彼は3年間在籍し、連続してNCAAセカンドチームに選出されるなど、その実力を証明しました。

ABA、NBAでのキャリア

1967年、ダンピアーはNBAドラフトで4巡目の38位でシンシナティ・ロイヤルズに指名されましたが、ABAのドラフトでもケンタッキー・カーネルズから選ばれ、彼はABAでのキャリアをスタートさせることとなります。カーネルズではダレル・キャリアと共に、ABA史上最も爆発的なバックコートコンビを形成し、その後の3シーズンで共に20得点以上を記録する活躍を見せました。

彼は特に3ポイントシュートのスペシャリストとしても知られ、ABAで794本の3ポイントフィールドゴールを成功させました。特に1968-69シーズンには199本を決める素晴らしい成績を残しました。また、ダンピアーはABA全体の試合数728試合、得点13,726点、アシスト4,044本など、数々の記録を打ち立てました。1970-71シーズンには57連続フリースロー成功の記録を樹立し、この記録はABAとNBA両方の記録として残っています。

ダンピアーの才能はすぐに認められ、ABAオールスターに7度選出され、1975年にはダン・イッセルやアーティス・ギルモアと共にABAチャンピオンに輝く栄誉を手にしました。残念ながら、1976年のシーズンを最後にABAは消滅し、彼はサンアントニオ・スパーズに選ばれてNBAに移籍しました。スパーズではジョージ・ガービンの控えとして232試合に出場し、平均6.7得点を記録しました。

引退後

引退後、ダンピアーはデンバー・ナゲッツのアシスタントコーチとしても活躍しました。そして2015年2月14日にはバスケットボール殿堂入りの知らせが発表され、公式な殿堂入り式は同年の9月11日に行われました。彼の功績は今も多くのファンに愛され、語り継がれています。

ダンピアーのキャリアは、彼のゲームへの情熱や技術を証明するものであり、バスケットボール史において彼の名は永遠に残ることでしょう。

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