ルワンダ航空

ルワンダ航空：アフリカを飛び出し、世界へ羽ばたく

ルワンダ航空（RwandAir）は、ルワンダ共和国のキガリ国際空港を拠点とする同国のフラッグキャリアです。ルワンダ内戦後、2002年に設立され、2003年の運航開始から、アフリカを中心に、ヨーロッパ、アジアへと路線網を拡大し続けています。当初はRwandAir Expressという名称でしたが、2009年に現在の名称に変更されました。

ルワンダの経済発展と歩調を合わせ、ルワンダ航空は着実に成長を遂げています。ボーイング737シリーズやエアバスA330シリーズといった近代的な航空機を導入し、安全性と快適性の向上に努めています。2015年には、国際航空運送協会（IATA）の運航安全監査プログラム（IOSA）の認証を取得し、同年、IATAにも加盟。国際的な安全基準を満たす航空会社として認められています。

2017年には、ヨーロッパ路線として初のキガリ＝ロンドン（ガトウィック）線を開設。これにより、アフリカとヨーロッパを結ぶ新たな選択肢を提供しました。その後も路線網は拡大を続け、現在では、アフリカ大陸の中部、東部、南部、西部の主要都市に加え、アジア（中国、インド、アラブ首長国連邦、イスラエル）、ヨーロッパ（ベルギー、イギリス）など、世界各地へ路線を展開しています。

就航都市（2019年8月時点）

アフリカ大陸では、中部アフリカ（カメルーン、コンゴ共和国、ガボン）、東アフリカ（ブルンジ、エチオピア、ケニア、ルワンダ、南スーダン、タンザニア、ウガンダ）、南部アフリカ（南アフリカ共和国、ザンビア、ジンバブエ）、西アフリカ（ベナン、コートジボワール、ガーナ、ギニア、マリ、ナイジェリア、セネガル）の広範囲にわたる都市に就航しています。

アジアでは、東アジア（中国）、南アジア（インド）、西アジア（イスラエル、アラブ首長国連邦）の主要都市に就航しています。

ヨーロッパでは、ベルギーとイギリスに就航しており、今後もヨーロッパへの路線拡大が期待されています。

特に、2018年には中国・広州への路線を開設。さらに、ニューヨーク路線も計画されているなど、国際的なネットワークの構築を着々と進めています。アフリカ諸国（バマコ、コナクリ、リロングウェなど）への新規路線開設も予定されています。

共同運航

ルワンダ航空は、国際的な航空会社とのコードシェア協定を締結し、ネットワークの拡大を図っています。2016年11月時点では、ブリュッセル航空、エチオピア航空、南アフリカ航空、ターキッシュ エアラインズとの共同運航を行っていました。

機材

ルワンダ航空は、エアバスA330シリーズ、ボーイング737シリーズ、ボンバルディアCRJ900、ボンバルディアDHC-8-Q400など、最新の航空機を導入し、安全性と快適性を両立させています。（2024年8月10日現在）今後、エアバスA330-900neo、ボーイング737MAX-8の導入も予定されており、エアバスA350 XWBの導入も計画されています。

ルワンダ航空は、アフリカを代表する航空会社として、安全性を重視し、国際的な基準を満たしながら、アフリカと世界の架け橋となるべく、着実に成長を続けています。今後の更なる発展が期待されます。

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