ロシア内戦の参加勢力一覧

ロシア内戦の参加勢力一覧

ロシア内戦は、1917年から1922年まで続いた大規模な内戦で、様々な勢力が対立しました。この内戦には、共産党・ソビエト勢力（赤軍）、反ソビエト勢力（白軍）、そしてこれら二つの勢力に属さない第三勢力が関与しました。以下では、これら各勢力の詳細を見ていきます。

1. 共産党・ソビエト勢力（赤軍）

共産党、特にボリシェヴィキが中心となって形成された赤軍は、旧ロシア帝国内のソビエト政権を支持しました。この勢力には、以下のような共和国や組織が含まれます。

• - ロシア社会主義連邦ソビエト共和国、およびその後継としてのロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
• - ウクライナ・ソビエト共和国やドネツク＝クリヴォーイ・ローク・ソビエト共和国など、ウクライナに関連するソビエト政権
• - カフカース地域や中央アジアの共和国、例えばタヴリダ・ソビエト社会主義共和国やアムール社会主義ソビエト共和国
• - バルト諸国にも影響を及ぼした、ラトビア・ソビエト社会主義共和国やリトアニア・ソビエト社会主義共和国など
• - 赤色艦隊や赤色海軍などの軍事組織を含む

さらに、国際的な共産党組織であるコミンテルンもこの勢力に関与しました。

2. 反ソビエト勢力（白軍）

白軍は、反共産を旗印に掲げた保守的な勢力で構成され、次のような組織が存在しました。

• - ロシア軍や南ロシア軍といった伝統的な軍隊
• - シベリア共和国やクバーニ人民共和国などの地方政府
• - ウクライナ国やベラルーシ人民共和国といった旧ロシア帝国の国々
• - 外国からの支援を受けた、大モンゴル国やチェコスロバキア軍団、さらには日本やイギリスなども白軍に協力しました。

3. 第三勢力

第三勢力には、革命家党（エスエル党）や緑軍、青軍、そして様々な反乱軍が含まれ、これらは共産党と反共産党の間で独自のスタンスを保ちました。特に、*クロンシュタット反乱軍やウクライナ革命蜂起軍（黒軍）は意義深い存在でした。

まとめ

このように、ロシア内戦には多様な勢力が関与しており、それぞれが異なる目的と理念を掲げて戦っていました。内戦の結果、ソビエト連邦が成立し、共産主義政権が確立されたことは、世界の歴史における大きな転換点となりました。この内戦により、ロシアは長期間にわたって激動の時代を迎えることになりました。

もう一度検索