ロジスネクストユニキャリア

ロジスネクストユニキャリア株式会社の歴史

ロジスネクストユニキャリア株式会社は、かつて輸送機器の販売を専門とした企業です。この会社は、三菱ロジスネクストの完全子会社であり、三和グループに属しています。また、みどり会の会員企業でもあります。

概要

初代ユニキャリア株式会社は、日立建機、日産自動車、産業革新機構という三社が共同で出資し設立された持株会社です。2013年には、この持株会社に属する事業会社がユニキャリア株式会社として再編されました。しかし、2016年3月31日をもって三菱重工業の傘下に入ることとなりました。この経営移行を経て、2017年5月12日にはニチユ三菱フォークリフトとの経営統合が発表され、同年10月1日にロジスネクストユニキャリア株式会社へ商号変更されました。こうして、ユニキャリアは商品の販売部門を残し、輸送機器の製造は三菱ロジスネクストへ統合されました。

この経営統合後も、ユニキャリアのブランドは存続し、2020年10月にはその後またしても整理が行われ、10社の販売会社が新法人として再編されました。残された不動産管理部門は三菱ロジスネクストに吸収され、法人としての存在は消滅しました。

ユニキャリアの製品群

ユニキャリアが製造していた主な製品には以下のものがあります：

• - フォークリフト
• - スキッドステアローダー
• - ホイールローダー
• - 港湾荷役システム（リーチスタッカー、ストラドルキャリア、トランスファークレーンなど）
• - 製鉄・造船物流システム（走行台車、牽引車、スラグダンプ、ベルトコンベア式ローダなど）
• - 物流システム（無人搬送システム、自動倉庫システムなど）

沿革

まず、経営統合に至る前の1949年に、東洋運搬機製造株式会社が設立され、その後1954年に商号を東洋運搬機株式会社に変更しました。そして、1999年にはTCM株式会社に改称され、同年に日立建機との業務提携を締結。2009年には完全子会社となりました。

次に、2011年にTCMと日産フォークリフトの事業統合を目的とした新会社、ユニキャリア株式会社が設立されました。2013年にはTCMが日産フォークリフトを吸収合併し企業名を変更。2015年には三菱重工業がユニキャリアホールディングスの株式を取得し、その後2016年に子会社として完全に支配することになります。2017年5月にはニチユ三菱フォークリフトへ事業譲渡を発表し、10月には商号をロジスネクストユニキャリアに再度変更しました。

会社の統合と再編

その後、2020年10月には不要な販売会社を再編し、9社の新設法人に引き継がれる形で整理が行われました。これにより、企業としての形態が大きく変わり、ロジスネクストユニキャリアは三菱ロジスネクストに吸収合併されました。

このようにロジスネクストユニキャリアは、経営統合や再編を通じて時代の変化に対応し続けてきた企業です。

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