ロス (ミサイル駆逐艦)

USSロス(DDG-71)について

USSロス(DDG-71)は、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級[[ミサイル駆逐艦]]の21番艦であり、その艦名は、真珠湾攻撃において英雄的な行動によって名誉勲章を受章したドナルド・K・ロス大尉に由来します。

艦歴

1995年4月10日: ミシシッピ州パスカグーラのインガルス造船所にて起工。
1996年3月22日: ヘレン・ロス（ドナルド・K・ロス大尉の未亡人）によって命名、進水。
1997年4月: 艤装乗員が移動。
1997年6月28日: 就役のためテキサス州ガルベストンに向けて出航。

就役後、ロスは戦闘システムの実証試験航海を実施し、6週間の航海を経てパスカグーラに戻り、3ヶ月にわたる整調後の信頼性試験を受けました。その後、母港であるバージニア州ポーツマスに帰港し、基礎訓練期間を完了しました。

中間訓練期間を終えたロスは、1999年初頭に原子力空母「セオドア・ルーズベルト」戦闘グループの一員として統合機動部隊演習に参加する準備を行い、3月26日に出航しました。この配備中には、地中海およびアドリア海においてオペレーション・アライド・フォースに参加しました。ロスは9月22日にノーフォークに帰港しました。

2000年5月15日、ロスはバルティック・オペレーション2000に参加するため北ヨーロッパに向けて出航しました。第8空母グループの旗艦として作戦に参加し、スプルーアンス級駆逐艦「ピーターソン」(USS Peterson, DD-969)と共にヨーロッパ諸国からの50隻以上の艦艇と活動しました。この訓練期間中には、スウェーデンのストックホルムとドイツのキールに寄港し、6月後半に帰国しました。

2001年9月には、オペレーション・エンデューリング・フリーダムに参加し、地中海およびペルシャ湾に展開しました。この配備中に、ロスは再びセオドア・ルーズベルト戦闘グループに加わりました。

2005年6月6日には、甲板上の12.7mm機銃が造船所を離れる際に誤って発射される事故が発生しました。銃弾は一発が艀に当たり、二発が艀の間の洗浄機に当たりました。事故原因は調査中です。

2017年4月7日、化学兵器を使用したとされるシリアのアサド政権への報復措置として、駆逐艦「ポーター」と共に、シャイラト空軍基地に向けて巡航ミサイル合計59発を発射する作戦に参加しました（シャイラト空軍基地攻撃）。

外部リンク

USS Ross official website
nvr.navy.mil: USS Ross
navsource.org: USS Ross
navysite.de: USS Ross

もう一度検索