ヴォーアル島

ヴォーアル島は、フェロー諸島を構成する18の島のひとつで、主要な島の中ではストレイモイ島、エストゥロイ島に次いで3番目に大きな島です。ヴァーガル地方には、ミキネス島も含まれています。

地理
ヴォーアル島は41もの山々が連なり、変化に富んだ地形を形成しています。主な山としては、以下が挙げられます。

Árnafjall (722 m)
Eystfelli (699 m)
Húsfelli (697 m)

主要な湖

Sørvágsvatn/Leitisvatn
Fjallavatn

主要な滝

Bøsdalafossur
Múlafossur
Reipsáfossur

その他の地形

ティントホルムル
Gáshólmur
Skerhólmur
Trøllkonufingur
Dunnusdrangar
Filpusardrangur
* Drangarnir - LítliDrangur、StóriDrangur

概要
ヴォーアル島は、フェロー諸島で唯一の空港であるヴォーアル空港があるため、フェロー諸島への玄関口としての役割を担っています。第二次世界大戦中には、イギリス軍が島民の同意を得て飛行場を建設し、現在では年間約29万人が利用しています（2016年）。

ヴォーアル島には、Miðvágur、Sandavágur、Sørvágurの3つの大きな村と、Gásadalur、Bøur、Vatnsoyrarの3つの小さな村があります。かつてはSlættanesとVíkarという2つの村がありましたが、それぞれ1965年と1910年に放棄されました。

最大の集落はMiðvágurで、2020年1月時点で1,130人の住民がいます。島の中心に位置するため、自然と中心的な役割を担っており、医療施設や協同組合、教会などが集まっています。

野鳥の楽園
ヴォーアル島の北西、西、南西の海岸は、海鳥の重要な繁殖地として知られています。特に、フルマカモメ（100,000ペア）、ヒメウミツバメ（5000ペア）、ヨーロッパヒメウ（500ペア）、キタオオトウゾクカモメ（20ペア）、ミツユビカモメ（8400ペア）、ニシツノメドリ（40,000ペア）、ウミガラス（2700個体）、ハジロウミバト（400ペア）などの繁殖地として重要であることから、バードライフ・インターナショナルによって重要野鳥生息地（IBA）に指定されています。

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