一色三順

一色三順（イッショクサンジュン）

一色三順とは、麻雀におけるローカル役の一つで、同種の牌で構成された同一順子を3組揃えることで成立します。

概要

一色三順は、一盃口（イーペイコウ）に同一順子をもう1つ加えた形と考えると分かりやすいでしょう。しかし、門前（メンゼン）で一色三順を成立させた場合、三連刻（サンレンコウ）と牌の構成が同じになるケースがあります。どちらの役として解釈するかは、最終的な点数が高くなる方を選択します。中国麻雀では24点役の一色三同順（イーソーサントンシュン）として正式な役ですが、日本ではローカル役として扱われています。

飜数については、採用するルールによって異なり、以下のパターンがあります。

門前のみ2飜、または3飜
門前2飜、食い下がり1飜
門前3飜、食い下がり2飜

牌姿の例

以下に、具体的な牌姿の例をいくつか紹介します。

純チャンが絡むケース

123 123 123 七八九 九九 ロン


このケースでは、萬子の部分を「111・222・333」と見て三連刻（2飜）+三暗刻（2飜）と解釈するよりも、「123・123・123」と見て一色三順（3飜）+純チャン（3飜）と解釈する方が、合計飜数が高くなります。ツモの場合でも結果は変わりません。

対々和が絡むケース

111 222 333 九九 ロン


このケースでは、一色三順（3飜）と解釈するよりも、三連刻（2飜）+三暗刻（2飜）+対々和（トイトイホー）（2飜）と解釈する方が高くなります。さらに、ツモの場合は四暗刻（スーアンコ）が成立し、役満となります。

両方が絡むケース

123 123 123 七八九 九九 ロン


このケースでは、三連刻+三暗刻+対々和と解釈しても、一色三順+純チャンと解釈しても、どちらも6飜となります。符計算では前者の方が高くなる可能性がありますが、どちらで計算しても跳満（ハネマン）となるため、最終的な点数は同じになります。ツモの場合は、上記の例と同様に四暗刻が成立して役満となります。

注意点

ローカル役は、採用するルールによって扱いが大きく異なります。プレイする前に、必ずルールを確認しましょう。

関連項目

麻雀の役一覧
麻雀用語一覧
一色四順

もう一度検索