三島村立三島竹島学園

三島村立三島竹島学園

三島村立三島竹島学園は、鹿児島県鹿児島郡三島村に属する竹島に所在する村立の義務教育学校です。この学園は、小中学校が併設された形態から、義務教育学校へと移行しました。

概要

学園は、三島村の東部に位置する竹島にあります。かつて小中併設校であった2012年時点では、小学校に7名、中学校に6名の児童・生徒が在籍していました。三島村は、県内の公立高等学校の全日制普通科に設けられている学区の制限を受けない地域の一つです。

特色として、島外からの学生を受け入れる「しおかぜ留学制度」があります。

沿革

学園の歴史は古く、明治時代にまで遡ります。

1883年（明治16年）：安永善右衛門が自宅を私塾として開放したのが始まりです。
1930年（昭和5年）：硫黄島尋常小学校竹島分教場が設置されました。
1932年（昭和7年）：高等科が設置されました。
1935年（昭和10年）：硫黄島青年学校竹島分教場が併設されました。
1941年（昭和16年）：国民学校令の施行により、硫黄島国民学校竹島分教場に改称されました。
1947年（昭和22年）：硫黄島小学校竹島分校に改称。硫黄島中学校竹島分教場が設置されました（ただし、1学期のみ本校で授業が行われました）。
1948年（昭和23年）：中学校の分教場が分校となり、硫黄島中学校竹島分校となりました。
1949年（昭和24年）：小学校が硫黄島小学校から独立し、竹島小学校となりました。
1952年（昭和27年）2月10日：トカラ列島の本土復帰に伴い、十島村（じっとうそん）の境界が北緯30度線以北に変更され（口之島を除く）、同時に村名が三島村に改称されました。
1956年（昭和31年）：中学校が硫黄島中学校から独立し、竹島中学校となりました。
2020年（令和2年）：三島村立竹島小中学校が廃止され、義務教育学校への移行に伴い、三島村立三島竹島学園が設置されました。

通学区域

三島村大字竹島の全域が通学区域となっています。

周辺情報

学園の周辺には、以下の施設があります。

竹島簡易郵便局（旧・鹿児島中央郵便局竹島分室）
竹島港

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
三島村誌編纂委員会『三島村誌』三島村、1990年。

関連項目

鹿児島県小学校一覧
鹿児島県中学校一覧
日本の義務教育学校一覧

外部リンク

* 公式サイト

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