上 (上尾市)

上 (かみ)

上（かみ）は、埼玉県上尾市に位置する大字です。上尾市の北端に位置し、のどかな田園風景と住宅地が広がる地域です。ここでは、上の地理、歴史、そして現代の姿を詳しく見ていきましょう。

地理

上は、上尾市北部に位置し、桶川市と隣接しています。地形は大宮台地上にあり、起伏が少なく平坦です。芝川やその支流が地区内を南北に流れ、豊かな水 resourcesをもたらしています。

地区内には、シラコバト団地があり、これはかつて国民体育大会の選手村として使用された場所です。現在では住宅地として整備され、多くの人々が生活しています。

地区の西部には国道17号や埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線が通り、交通の便も比較的良いです。しかし、幹線道路から離れると農地が多く、のどかな風景が広がります。地区の北東部は市街化調整区域に指定されており、自然が豊かに残っています。

歴史

上の歴史は古く、江戸時代には武蔵国足立郡大谷領に属する上村でした。桶川宿との関係が深く、紅花の産地として知られていました。

明治時代に入ると、町村合併の動きの中で、上は桶川町への編入を希望する住民と、上尾町に留まることを希望する住民との間で意見が分かれました。最終的には住民投票が行われましたが、賛成票が三分の二に達しなかったため、上尾町に留まることとなりました。

歴史年表

江戸時代: 武蔵国足立郡上村として存在
1868年: 武蔵知県事の管轄となる
1869年: 大宮県、のちに浦和県の管轄となる
1871年: 埼玉県に編入
1889年: 町村制施行により上平村の大字となる
1955年: 上平村が上尾町と合併し、上尾町の大字となる
1958年: 上尾市市制施行により、上尾市の大字となる

地価

上の住宅地の地価は、2019年の公示地価によると、10万円/m2前後となっています。桶川駅や北上尾駅に比較的近いため、住宅地としての需要があります。

交通

上地区内には鉄道は通っていませんが、JR高崎線の桶川駅や北上尾駅が最寄り駅となります。また、路線バスやコミュニティバスが運行されており、地域 residentsの足となっています。

文化財

上地区には、以下のような文化財があります。

箕の木の大山灯籠行事: 市指定無形民俗文化財
上新梨子の大山灯籠行事: 市指定無形民俗文化財
町谷の大山灯籠行事: 市指定無形民俗文化財
* 龍山院のムクロジ: 市指定天然記念物

これらの文化財は、上の歴史と文化を今に伝える貴重な遺産です。

上の現在

現在の上は、住宅地としての性格が強まっていますが、農地も残っており、自然と都市が調和した地域です。シラコバト団地をはじめとする住宅団地があり、多くの人々が生活しています。

上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん」が地域内を巡回しており、公共交通機関を利用した移動も可能です。

また、上地区には多くの公園や緑地があり、residentsの憩いの場となっています。

まとめ

上は、古くからの歴史と豊かな自然、そして現代的な住宅地が共存する魅力的な地域です。上尾市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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