上三島

上三島（かみみしま）

概要

上三島は、薩南諸島の北部に位置する島嶼群であり、別名として口之三島（くちのみしま）とも呼ばれます。この島嶼群は、黒島、硫黄島、竹島の3つの有人島と、デン島、昭和硫黄島の2つの無人島から構成されています。これらの島々全体で、鹿児島県鹿児島郡三島[[村]]を形成しています。

歴史

明治時代以前、上三島とトカラ列島（下七島）は合わせて薩摩国川辺郡に属し、「十島（じっとう）」と呼ばれていました。1897年には、この地域は大隅国大島郡に編入されました。1908年には、島嶼町[[村制]]により十島村（じっとうそん）が成立しました。

第二次世界大戦後、下七島がアメリカ軍の軍政下に入ったため、上三島は日本に残されることになりました。1952年2月4日、下七島が日本に返還され、2月10日に十島村（としまむら）として再発足しました。この際、返還まで十島村（じっとうそん）の一部であった上三島は、同日付で村域を上三島とし、町名を三島[[村]]に変更して分立しました。

地理と分類

上三島の地理的な位置づけについては、大隅諸島に含めるという立場（国土地理院地図など）と、含めないという立場が存在します。大隅諸島に含まれると解釈する場合、薩南諸島、南西諸島にも含まれることになります。天気予報においては、「種子島・屋久島地方」の一部として扱われ、さらに細分化する場合には「種子島地方」に分類されます。

島の一覧

有人島
黒島
硫黄島
竹島
無人島
デン島
* 昭和硫黄島


上三島は、その歴史的背景と地理的な位置づけにおいて、多様な側面を持つ地域です。薩南諸島の北端に位置し、独自の文化と自然を育んでいます。現在では三島[[村]]として、有人島を中心に生活が営まれています。

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