下井草

下井草（しもいぐさ）について

下井草は、東京都杉並区の北部に位置する地域で、一丁目から五丁目までが存在します。この地域は、西武新宿線、環状八号線（環八通り）、早稲田通り、中杉通りに囲まれた、東西に細長い形状をしています。地域の東南部を一丁目とし、そこから西に向かって二丁目、三丁目、四丁目、五丁目と並んでいます。

地理

下井草の北側は西武新宿線によって井草と、西側は環八通りによって上井草と、南側は早稲田通りによって清水や本天沼と、東南部は中杉通りによって阿佐谷北とそれぞれ隣接しています。また、北東部の一部は中野区白鷺に接しています。地域内を妙正寺川が流れ、一丁目と二丁目の境界となっています。かつては井草川という妙正寺川の支流も流れていましたが、現在は暗渠化されています。下井草は主に住宅地として利用されており、荻窪警察署の管轄下にあります。

地価

2024年1月1日の公示地価によれば、下井草3-35-18の地点で、住宅地の地価は1平方メートルあたり51万5000円となっています。

歴史

江戸時代

下井草の地名は、江戸時代の多摩郡下井草村に由来します。下井草村は、江戸時代初期に井草村が上井草と下井草に分かれることで成立しました。ただし、当時の下井草村は現在の下井草よりも広い範囲を指しており、現在の清水、井草、上井草の一部も含んでいました。現在の下井草一丁目は、江戸時代には天沼村の一部でした。

近代

1889年の町村制施行により、上井草村、下井草村、上荻窪村、下荻窪村が合併して東多摩郡井荻村となり、その後、東多摩郡は豊多摩郡となりました。井荻村の名称は、井草と荻窪のそれぞれの頭文字を組み合わせたものです。一方、天沼村は杉並村に編入されました。1924年に杉並村が、1926年に井荻村がそれぞれ町制を施行し、杉並町、井荻町となりました。1927年には、川越鉄道村山線（現在の西武新宿線）が開通し、下井草駅と井荻駅が開業しました。1932年に、豊多摩郡の杉並町と井荻町は東京市に編入され、杉並区の一部となりました。1963年に住居表示が実施され、旧下井草町などに合わせて現在の下井草一丁目から五丁目が成立しました。

旧町名

下井草一丁目：向井町、旧天沼三丁目
下井草二丁目：向井町、下井草町
下井草三丁目：向井町、下井草町
下井草四丁目：向井町、下井草町、中瀬町
下井草五丁目：神戸町、住吉町

世帯数と人口

2024年3月1日現在、杉並区の発表によると、下井草の世帯数と人口は以下の通りです。詳細は省略します。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移については、詳細なデータは省略します。

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移については、詳細なデータは省略します。

学区

杉並区立の小中学校に通う場合、学区は以下のようになります（2016年1月時点）。詳細は省略します。

交通

鉄道

地域内には、西武新宿線の下井草駅（二丁目）と井荻駅（五丁目）があります。地域東部では阿佐ケ谷駅や鷺ノ宮駅が、地域中部では下井草駅が、地域西部では井荻駅が最寄りの駅となります。

バス

西武バス練馬営業所と関東バス阿佐谷営業所が、路線バスを運行しています。地域内には関東バス阿佐谷営業所も設けられています。

道路

地域内には、東京都道311号環状八号線（環八通り）と旧早稲田通りが通っています。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、下井草の事業所数と従業員数は以下の通りです。詳細は省略します。

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移については、詳細なデータは省略します。

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移については、詳細なデータは省略します。

施設

下井草には、以下の公共施設や商業施設などがあります。

杉並区立東原中学校
杉並区立中瀬中学校
杉並区立桃井第五小学校
下井草東部自治会館
下井草保育園
中瀬保育園
ちどり幼稚園
中瀬幼稚園
杉並区立下井草図書館
東原児童館
杉並下井草郵便局
下井草南郵便局
関東バス阿佐谷営業所
JA東京花卉西部荻窪園芸地方卸売市場
ユニクロ杉並下井草店
ガスト下井草店
ドトールコーヒー下井草店
西友下井草店
モスバーガー下井草駅店
ティップネス下井草店
大丸ピーコック井荻店
ボーイスカウト日本連盟（スカウト会館）

その他

下井草の郵便番号は167-0022で、集配局は荻窪郵便局です。

参考文献

竹内誠編『東京の地名由来辞典』東京堂出版、2006年
『日本歴史地名大系13　東京都の地名』（平凡社、2002年）

外部リンク

杉並区公式サイト
ザ下井草 - ウェイバックマシン（2000年4月20日アーカイブ分）

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